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生産工場におけるパピーリナックスの応用

Posted: 10/09/27(月) 18:08
by シノバー
さきにパピーを使ったデーターロガーを紹介しましたが、今回は別の応用例を紹介します。

工場における装置の制御にはシーケンサーを使うのが一般的ですが、そのマン・マシン・インターフェースに私はパソコンを多用しています。アプリケーションはTcl/Tkで主にマン・マシン・インターフェースを担当し、装置の動きの制御はシーケンサーに依っています。お互いの間は シリアル通信(RS-232C)で結んでいます。
今回の試験機の例はオーソドックスにはタッチパネルを使うべきところですが、試験結果をネットワーク上のパソコンに転送、蓄積するなど将来性を考えてパソコンを使ったものです。(実際にはスタンドアロンで使われている。)
残念ながらパソコンの信頼性は低く、数年前に納めたものの中の1台が壊れてしまいました。

今回パソコンの更新にあたり OSをこれまでの Vine Linux からパピー(431JPqs3)に入れ替えました。
例によって USBフラッシュメモリにすべてを納めるのでハードディスクなし、またファンレスにしました。
温度低減のため CPUクロックを大きく下げて使用しています。
これによって信頼性も多少上がるものと期待しています。

CPUのスペックが上がったせいもありますが、起動がかなり早くなりました。
パピー独自のフラッシュメモリモード(PUPSTATE=13)のため、シャットダウン時pupsaveを保存するのに少々時間が掛かります。
シャットダウン時に保存させないようにするか、あるいはフラッシュメモリでない通常モード(PUPSTATE=12)で動かすようにすると良いのですが、今後の課題です。
パソコンの電源ボタンではなく電源ラインを直接入り切りするという大技もパピーなら技術的に可能なので、いつかやってみたいと思います。

シャットダウン時にpupsaveへの書き戻しをなくす

Posted: 11/03/03(木) 18:59
by シノバー
シノバー さんが書きました:パピー独自のフラッシュメモリモード(PUPSTATE=13)のため、シャットダウン時pupsaveを保存するのに少々時間が掛かります。
シャットダウン時に保存させないようにするか、あるいはフラッシュメモリでない通常モード(PUPSTATE=12)で動かすようにすると良いのですが、今後の課題です。
パソコンの電源ボタンではなく電源ラインを直接入り切りするという大技もパピーなら技術的に可能なので、いつかやってみたいと思います。
PupsaveConfig-1.9.9をインストールし、保存間隔を -0(まったくなし)に設定するとシャットダウン時にpupsaveへの書き戻しがなくなります。保存すべきデーターがあるときは /mnt/home以下にプログラムで書き込めばよい。書き込み都度 sync することにより、電源ラインを直接遮断されても事故は少なくなります。書き込みが無いのならその心配もなくなります。
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