存在するHDDが見えなくなる

4.X系のバグ、トラブル

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rsurf
記事: 86
登録日時: 09/01/03(土) 12:42

存在するHDDが見えなくなる

投稿記事 by rsurf »

USBストレージ(メモリ、外付けHDD等)を使用してアンマウントして抜いた場合、このとき使用された装置名(/dev/sdb等)がそれ以降に見えなくなることがあります(このとき"dmesg"コマンドを使うとkernel はその機器を正常に認識しています)。

例)
1.内蔵HDD1台の環境でPUPPYを立ち上げUSBメモリ(/dev/sdb1)を使用してからアンマウントして抜く。
2.PUPPYを終了して個人保存ファイル("pup_save.2fs")を更新する。
3.2区画分フォーマット済みの内蔵HDDを1台追加してPUPPYを立ち上げるとUSBメモリが使用していた装置名(/dev/sdbと/dev/sdb1)が存在しない("fdisk"も"GParted"も装置を見つけられない)、それ以外(/dev/sdb2)は存在しドライブアイコンも表示されアクセス可能。
4."dmesg"コマンドを使うと kernel は起動時に"sdb sdb1 sdb2"を正常に認識している。

解決例)
"pfix=ram"オプション(または目的環境の個人保存ファイルを読まない方法)でPUPPYを立ち上げ、ROXで個人保存ファイル("pup_save.2fs")をクリックして開き、その中の"/dev"ディレクトリを削除します。

憶測なのですがPUPPYは"オーバーレイマウント"という、ちょっと特殊なファイルシステムを使用しており下位レイヤのファイルを残したまま削除したように見せかけることができます。
USBメモリを抜いたときに"/dev/sdb"と/"dev/sdb1"を削除したというフラグだけが個人保存ファイルに残っているのだと思います。
_________________
OS:pup_420p1JP.sfs(手動frugal on ext3)+grub4dos(v0.4.3),CPU:Celeron420,RAM:2GB,HDD:SATA500GB,MB:G31M-S2L(bios F9,G31+ICH7,Audio:ALC662,LAN:RTL8111C(r8168.ko)),VGA:Onboard(Xvesa)
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