ROXTerm 1.22.2 on Precise / Slacko Puppy

追加アプリケーションパッケージ、PETやSFSなどの話題です

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

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cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

ROXTerm 1.22.2 on Precise / Slacko Puppy

投稿記事 by cygnus_odile »

画像

【追記】 ※ Precise用 pet → Next Post (…… メニュー日本語化版)

Lupu-528JP には、ユーザフレンドリィを標榜する ROXTerm 1.18.5 端末が収録されています。
この ROXTerm端末では、Anthy による日本語入力が、インラインで可能なのが魅力です。また、テキストのコピーや貼り付けを、普通のクリップボード(CLIPBOARD)経由で行えることも利用しやすい点です。
さて、Precise Puppy 5系 では、ROXTerm 1.22.2 を、ubuntu-precise-universe のリポジトリから導入することができます。(Precise 5.5 + lang_pack_ja-1.5b.sfs にて確認)

【導入手順】
 Puppy パッケージマネージャ(PETGet)をつかって、
 レポジトリの ubuntu-precise-universe にチェックを入れ、
 Find: 欄に roxterm と入力して、Go(検索)ボタンを押すと、
Package 欄に roxterm_1.22.2-1 と表示されます。
あとは表示されたパッケージをクリックして導入します。このとき、 libvte9 関係の、
 libvte9_0.28.2
 libvte-common_0.28.2
が、依存ライブラリ として表示されますので、これらも一緒にインストールします。

メニューには、ユーティリティのカテゴリに "Roxterm" が入りますので、これで起動できます。

【メニューの日本語化】
 以上の手順で導入されるのは、英語版なのですが、Lupu-528JP に収録して頂いている、ROXTerm
1.18.5 と同じ日本語メッセージカタログによって表示メニューなどを(不完全ですが)日本語化できます。
  roxterm-ja-20120703.zip
の、中身の "roxterm.mo" ファイルを、/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES ディレクトリの中へコピーしてください。
これで、表示メニューが上掲の画像のように、日本語化されます。

【東アジア文字幅問題の対策など】
 なお、テキストエディタなどを用いて日本語をハンドリングするとき、そのままでは、記号文字などが半角として扱われて表示やカーソル移動量が乱れますので、東アジア文字幅問題の対策として、以下の(1)-(3)の三つの作業を行ってください。

1)環境変数 VTE_CJK_WIDTH=1 をセットする。
  Lupu-528JP と同様に、下記のような、 /etc/profile.d/cjkwidth スクリプトを用意する。ROX-Filer で当該のディレクトリウインドウを開いて右クリックし、「新規作成」→「スクリプト」と辿って、スクリプトを cjkwidth の名前で作成し、以下の内容を書き込んでおくとよいでしょう。

コード: 全て選択

#!/bin/sh
export VTE_CJK_WIDTH=1
(追記)Puppy によっては、/etc/profile の末尾当たりに追記するのが良いかも。
(さらに追記) Slacko 5 系では、/etc/profile.d/ディレクトリに配置するスクリプトの名称を cjkwidth.sh のように、拡張子 " .sh "を付加したファイル名にするとよいようです。

2)Lupu-528JP に使用されている、 /usr/lib/locale/locale-archive を流用する。
 以前に記載した、ja_JP.UTF-8 localeの改変 for ○△□の表示幅問題 あたりの手順の結果、作成されるものです。
  locale-archive_eaw.tar.gz
をダウンロードして解凍し、中身の locale-archive というファイルを /usr/lib/locale/ ディレクトリ下に配置して下さい。 (もちろん、Lupu-528JP から抜き取ってもOK)

3)Precise 5系 の Puppy では、端末からコマンドを打って、 mp や nano などのテキストエディタを使用する際に、端末ウィンドウのサイズを変更すると表示が乱れるので、その対策として、
 /etc/profile
ファイルの末尾に、下記の二行を追加する。

コード: 全て選択

unset LINES
unset COLUMNS
  (なお、この対策(2)、(3)は、urxvt 端末でも有効です。)

一応これらの後に、一旦再起動。
下記のテキストを、端末へ貼り付けて表示が乱れていなければOKです。

コード: 全て選択

これは、Precise Puppy 5.5 です。

○○○○○○○○○○○○
□□□□□□□□□□
△△△△△△△△△△△△△
×××××××××××××

さて、記号文字幅はきちんと表示されていますでしょうか?

※ urxvt 端末で有効だったエイリアスなどの設定がきいていない場合は、ROXTerm 端末にて、
  [設定(P)]→[現在のプロファイルを編集]
 と辿って、プロファイルの設定画面を表示させ、その画面のコマンドタブ画面を表示し、 「login shell」 にチェックを入れてください。
最後に編集したユーザー cygnus_odile [ 13/08/25(日) 01:01 ], 累計 2 回
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Precise Pup 用 ROXTerm 1.22.2 Pet-Package

投稿記事 by cygnus_odile »

 ROXTerm 端末 は、 Lucid Puppy 日本語版 ( Lupu-528JP)では、ユーザーフレンドリーを謳い文句に標準搭載されていました。
 Precise-550JP などでは、 Ubuntu Precise Universe リポジトリから、 Roxterm の 1.22.2 をインストールできますが、英語版ですので、日本語メッセージカタログを収録した、Pet パッケージを作ってみました。
一応、 Precise Puppy 専用です。 Upup Raring 系 でも動くかもしれませんが未確認です。

   画像

 Roxterm-1.22.2-ja-Precise.pet …… ( libvte9 同梱、メニュー日本語化)

【※】 重要 Slacko 系列 (5.5)にはこの Precise 用のパッケージは入れないでください。 Puppy Package Manager が挙動不審なほか、 JWM ウインドウマネージャもおかしくなって、 メニューから終了できなくなってしまうトラブルに見舞われてしまいました。

→→ 【 追記 】(20130825)
 Slacko 5.5 や 5.6 では、次の記事 Slacko Puppy 用 ROXTerm 1.22.2 Pet-Package に掲載の pet パッケージ(libvte9 非同梱) をお使い下さい。

【 追記 】(修正あり)
Slacko 5 系などには、以前作成した Lucid ベースの 1.18.5 は支障なく使える用です。
(Wary 5.1.1 (要Dbus), Racy 5.5.1, Slacko 5, Precise 5.x は動作OKです。
  残念ながら Puppy 4系では動作不可です)

   画像

 Roxterm-1.18.5-Lucid.pet …… ( libvte9 同梱、メニュー日本語化)


【 さらに 追記 】
  [設定(P)]→[現在のプロファイルを編集]
 と辿って、プロファイルの設定画面を表示させ、その画面のコマンドタブ画面を表示し、
 「login shell」 にチェックを入れると、 puppy の起動過程などでの設定が有効になります。
最後に編集したユーザー cygnus_odile [ 13/08/25(日) 01:21 ], 累計 1 回
cygnus_odile
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Slacko Puppy 用 ROXTerm 1.22.2 Pet-Package

投稿記事 by cygnus_odile »

Slacko 5.5 や 5.6 では、 Roxterm端末 が必要とする vteライブラリ (/usr/lib/libvte9) があらかじめ組み込まれていますので、 libvte を同梱しないパッケージを用意しました。

 Roxterm-1.22.2-ja-sl.pet (libvte9 非同梱、日本語化メッセージカタログ同梱)
    ・・・ サイズ: 187 KB (191,473 バイト)

Slacko 5.5 、Slacko 5.6 にて、インストール、動作を確認しています。
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