パピーでOpenSIM

リリースされた日本語版に関するもの

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

OpenSIMサーバーのアップデート

投稿記事by シノバー » 14/09/08(月) 12:15

OpenSIMサーバーはたびたび更新があります。
更新の方法は安全のため、以前のものをそのまま置いておき、新版を別のディレクトリに作成して切り替えるのがよいでしょう。失敗すれも以前のものにスイッチすればよいだけなので。

フィリスのSL生活日記に詳しい記事があります。 http://phyllis.slmame.com/d2013-07.html

OSgridの場合
フィリスさんの記事には、古いほうの bin ディレクトリ内から 4つを取り出して新しいほうへ上書きするとなっています。このうち OpenSim.ini と config-include内のものは、OSgridからダウンロードしたものから設定を触っていなければ必要ありません。新旧サーバーどちらも OSgridから入手したものの場合、移行すべきファイルは bin/OpenSim.db と bin/Regions/Regions.ini の2つだけとなります。

スタンドアロンの場合
OSgrid の場合はこれだけですが、スタンドアロンの場合はSIMデータの他にアバターや持ち物も自前なので、もう少し必要となります。要は bin内の *.db 拡張子のもの全部と Regions.ini です。
Asset.db
OpenSim.db
auth.db
avatars.db
friends.db
griduser.db
inventory.db
userprofiles.db
それと、Regions/Regions.ini
以上 9つです。

以下は、私が使ってるアップデートのときファイルをコピーするスクリプト。
コード: 全て選択
#!/bin/sh
SRC=opensim-0.8.1.1-jog
DEST=opensim-0.8.1.2-jog
[ -d $DEST/bin ] || exit 1
cp -vf $SRC/bin/*.db $SRC/bin/OpenSim.ini  $SRC/bin/OpenSim.exe.config $DEST/bin
cp -vf $SRC/bin/Regions/Regions.ini $DEST/bin/Regions
cp -vf $SRC/bin/config-include/*Common.ini $DEST/bin/config-include
chown opensim.opensim -R $DEST

最終行はファイルのオーナーを変更するものです。意味が分からなければ無視し、省略してください。
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ハイパーグリッドで異なる世界を行き来する

投稿記事by シノバー » 14/09/11(木) 23:49

OpenSIMの運営方法には6種類あるそうです。
ローカルでスタンドアロンで運用する方法と、グリッドモードで OSgridに接続する方法を紹介しました。
ちょうどその時期にOSgridがダウン。代わりに Japan Open Grid に接続、あるいはローカルで遊んでいました。

ローカルで作ったものをJOGで、逆にJOGで入手したものをローカルで使うには、ローカルのHDDにエクスポート、それをインポートするなどで、すべてではありませんが行き来できます。しかし、どうもかったるい。ローカルと OSgridやJOGとシームレスに行き来できないものかと思ってました。

「ハイパーグリッド」と呼ばれるものが、そういうもののようです。 OSgridとJOGなど、異なるグリッド(世界)の間をアバターが行き来できるというものです。Secondlifeとの間でも行き来できるとよいのですが、現在はできません。OSgridとJOGとの間は行き来できるとも聞いていますが、ただいま OSgridがダウンしているのでテストできません。

この「ハイパーグリッド」を調べていると、OSgridやJOGに接続しているのは、すでにハイパーグリッドモードだということです。ですから、このままローカルとの行き来もできるはずですが、いまの関心事は、ローカルの持ち物の扱いです。OSgridが、いまダウンしていますが、持ち物を保持しているサーバーがダウンして記録が消失したらしく、その記録の復旧ができるかどうかで時間を費やしてる様子。

自宅PCのSIMをOSgridやJOGに接続する方法を紹介しましたが、これらはSIMデータのみを自前のリージョンサーバーでまかない、アバターや持ち物はOSgridなりJOGのアセットサーバに委ねるものです。今回の OSgridのアセットサーバー事故の経験から、持ち物なども自前のサーバーで管理できないかと考えました。それが自前のサーバならば、事故が起きても自分だけの問題で済みます。大事な物はバックアップをとっておくというのは、サーバーをだれが管理してるかとは別問題ですが。

OpenSIMの6つの形態のうち、グリッドモードでは、SIMのデータ、アバター、持ち物など、それぞれ別のサーバーで管理されます。これをネット上にあるサーバで分担できるのがグリッドモード+ハイパーグリッドです。もとちゃ さんが、これについて詳しい記事を書かれてます。
  1. グリッドモードとハイパーリンク(前口上) http://motocha.slmame.com/e1256104.html
  2. グリッドモードとハイパーリング(準備) http://motocha.slmame.com/e1256777.html
  3. OpenSim.ini http://motocha.slmame.com/e1257451.html
  4. GridCommon.ini http://motocha.slmame.com/e1257878.html
  5. GridCommon.ini(その2) http://motocha.slmame.com/e1258958.html
  6. リージョン・サーバー http://motocha.slmame.com/e1260538.html
  7. ROBUSTその2 http://motocha.slmame.com/e1259918.html
もとちゃ さんのこれらの記事ではデーターベースにMySQLを使っています。パピーにMySQLを導入するのは私には荷が重く、これはパス。OpenSIMに組み込まれているSQLiteをそのまま使うことにしました。自分ひとりで使うなら大げさにMySQLを使わなくても大丈夫です。

次に、グリッドモードではリージョンサーバー(OpenSim.exe)とは別に ROBUSTサーバー(Robust.exe) を動かすようになっています。これも面倒に思えます。そこで、ROBUSTサーバーを使わない、スタンドアローンモードで動かすことにしました。その詳細は次回…。 :wink:
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スタンドアロンだけどハイパーグリッド

投稿記事by シノバー » 14/09/12(金) 14:41

OpenSIMサーバー ver.0.8.1 対応のスタンドアロン+HGの設定について別記事にまとめました。

目的はOSgridやJOGとローカルの間を行き来することです。あるいは、アバターや持ち物のデータを自前のPCに保持したいということです。
前の記事で、もとちゃ さんの記事を紹介しました。これはグリッドモードのハイパーグリッド。OpenSIM公式ページの解説によれば、スタンドアロンモードでもグリッドモードでもハイパーグリッドモードを適用できます。

スタンドアロンでハイパーグリッドとは矛盾しているように聞こえます。スタンドアロンとは単一のサーバ(OpenSim.exe)ですべてをまかなうシングルサーバ、グリッドモードと呼んでいるものはリージョンサーバ(OpenSim.exe)と別にアバターや持ち物を管理する サーバー(Robust.exe から起動)を分離する、マルチサーバーと考えるといいでしょう。シングルサーバ(スタンドアロン)が簡単に決まってるので、こちらでやってみることにしました。MySQLもROBUSTも使いません。

外部からアクセスできなければいけないので、島を公開するためのネットワーク環境は、ここでも必要です。ROBUSTサーバーはポート 8000番台を使いますが、今回ROBUSTサーバーは使わないので、開けるポートは 9000番台(9000以降、島の数だけ)のTCP/UDPのみです。

まず、スタンドアロンで島を構築し、ローカルからアクセスできるものとします。このシリーズの前半の一連の記事を参照ください。
それを前提に、各設定をハイパーグリッドモードに変更します。
参考にしたものは、OpenSimの公式ページですが、多少アレンジが必要なようです。
http://opensimulator.org/wiki/Installing_and_Running_Hypergrid/ja

以下はOpenSIMサーバー ver.0.8.0系に関するものです。 ver.0.8.1 対応のスタンドアロン+HGの設定について別記事にまとめました。

1. OpenSim.ini
bin/OpenSim.ini をテキストエディタ開きます。ファイルの最後ほう、[Architecture]のところ。OpenSIM本家からダウンロードしたものでは、スタンドアロンモードに設定されているはずです。これをスタンドアロンのハイパーグリッドモードに変更します。該当行頭の「;」がコメントアウトの記号。
; Include-Architecture = "config-include/Standalone.ini"
Include-Architecture = "config-include/StandaloneHypergrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/Grid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/GridHypergrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/SimianGrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/HyperSimianGrid.ini"

OpenSim.ini の変更は、この1箇所だけです。

2. StandaloneCommon.ini
このファイルは bin/config-include/StandaloneCommon.ini にあります。よく似た名前のファイルがいくつかあるので間違えないように。テキストエディタで開きます。

1)まず、このファイル内の何ヶ所かにある "http://127.0.0.1:9000" とあるものを、グローバルのホスト・ドメイン名に書き換えます。私の場合、DDNSで取得したもの、"http://shinobar.server-on.net:9000"です。コメント内のものも含めてそっくり置き換えます。

2) [Hypergrid]
ファイル冒頭は [DatabaseService]セクションですが、今回 MySQLは使用しないので、ここは初期設定のままにしておきます。
次のセクションが [Hypergrid]です。初期設定でこのセクションはすべてコメントアウトされています(行頭が「;」)。
次の2行を有効にします。例は私のDDNSのホスト・ドメイン名です。
コード: 全て選択
HomeURI = "http://shinobar.server-on.net:9000"
GatekeeperURI = "http://shinobar.server-on.net:9000"


3)[GridService]
このセクションに次のような記述があります。
Region_Welcome_Area = "DefaultRegion, FallbackRegion"
これは、何の指定もなくゲートキーパー(この例で http://shinobar.server-on.net:9000)にアクセスがあったとき、「Welcome Aria」という名のRegion(島 あるいはSIM)に送ることを指定しています。「Welcome Aria」という名のRegionが無い場合、作成した島のうちのどれかを指定してやります。
戸惑うかもしれません。他の変更部分はすべて '=' の右辺を変更するのに対し、ここでは '=' の左辺、Regions_XXX の部分を変更します。
私の場合、Shinobar というRegion なので、次のようにしました。
コード: 全て選択
Region_Shinobar = "DefaultRegion, FallbackRegion"


4)[LoginService]
せっかくなので、ウエルカムメッセージを書き換えておきます。
コード: 全て選択
    WelcomeMessage = "Welcome to Shinobar world!"

このセクションに現れるURIは、最初1)の作業で書き換えたはずです。
コード: 全て選択
    SRV_HomeURI = "http://shinobar.server-on.net:9000"   
    SRV_InventoryServerURI = "http://shinobar.server-on.net:9000"
    SRV_AssetServerURI = "http://shinobar.server-on.net:9000"
    SRV_ProfileServerURI = "http://shinobar.server-on.net:9000"
    SRV_FriendsServerURI = "http://shinobar.server-on.net:9000"
    SRV_IMServerURI = "http://shinobar.server-on.net:9000"

    ;; For Viewer 2
    MapTileURL = "http://shinobar.server-on.net:9000/"


5)[GridInfoService]
loginurlを、外部ホスト・ドメイン名にすることと、グリッド名が初期設定では"the lost continent of hippo"(失われたカバの地?)となっています。適当な名前を決めて変更しておきます。
コード: 全て選択
    login = http://shinobar.server-on.net:9000/
    gridname = "Shinobar World"
    gridnick = "shinobar"

追記: 次を有効にしておかないと、他のグリッドへのテレポートができないことがあります。
コード: 全て選択
  uas = http://shinobar.server-on.net:9000/


6) [GatekeeperService]
ExternalName を設定しておきます。
コード: 全て選択
    ExternalName = "http://shinobar.server-on.net:9000"


3. Regions.ini
bin/Regions/Regions.ini をテキストエディタで開きます。
この中にある「ExternalHostName = SYSTEMIP」とあるのを、すべて外部ホスト・ドメイン名に変更します。
コード: 全て選択
ExternalHostName = shinobar.server-on.net

InternalAddress = 0.0.0.0 は、そのままにしておきます。

設定の変更は以上です。
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JOGから飛んでみる

投稿記事by シノバー » 14/09/12(金) 15:49

スタンドアロンのハイパーグリッドモードに設定変更し、通常どおり bin ディレクトリに入って mono OpenSim.ext を起動します。
Firestormなどのビューアーで、まず localhostにログインしてみます。もとのスタンドアロンの島が、そこにあります。

次にJOG(Japan Open Grid)にログインします。JOGのWelcomeエリアである Center Sim か、その他どこでも良いのでホームに設定、あるいはランドマークを取っておきます。

では、自分の島に飛んでみます。ゲートウェイは私の場合、shinobar.server-on.net:9000 でした。ビューアーのMAPを開き、その検索窓にゲートウェイを入力し、検索ボタンを押します。地図は出てこないけど、なにやら地点が表示されます。テレポートします。

おお、到着したのは、さっき見た自分の島の景色。アバターはJOGで整えた服装のままです。しかし、持ち物フォルダが(Unavailable)となっています。しかし使えなくもないみたいで、このあたりよくわかりません。
追記:Firestormの場合、他の世界で入手したものは別扱いされ、 My Suitcase というフォルダ以下に収納されるようです。このフォルダが無い場合、いちど Firestormを再起動してください。

自分の島のランドマークを取っておきます。JOGのホームへ、あるいはJOG内のランドマークにテレポートすると、JOGに戻ります。自分の島のランドマークでテレポート、JOGのランドマークで、相互にテレポートできます。目的の半ばは達成しました。

しかし、ローカルでログインし、JOGのゲートウェイである jogrid.net:8002 をMAPに入力する要領でJOGへテレポートしようとしても失敗します。←ウソでした。テレポートできなかった理由は、一部のURLが "http://127.0.0.1:9000" のままでした。
無事 JOG←→ローカル(Shinobar world)との行き来ができるようになりました。


ローカル(Shinobar world)でログインしたアバタは、たとえ名前やパスワードがJOGと同じであっても、UIDは異なっていて別人と認識されます。JOG側にしてみると登録されていないアバタなので、Shinobar world側に問い合わせをして確認するようです。

追記(2015-12-26):localhost でログインしたアバターが JOG など他のグリッドへ飛べますが、JOG → ローカルへ戻ってくることはできません。 localhost ではなく、shinobar.server-on.net など外部名でログインすれば、JOG ←→ Shinobar World 間を自由に行き来できます。
localhost ではなく、shinobar.server-on.net など外部名でログインするには、Firestormビューアーでは、環境設定からOpensimタブを開き、グリッドを追加します。追加するグリッドとして自サーバーの外部URL、私の場合「 shinobar.server-on.net:9000」 を入力して「適用ボタンを押せば Shinobar World が追加されます。
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海彦・山彦

投稿記事by シノバー » 14/09/12(金) 16:30

JOGにログインしたまま、ビューアーFirestormをもうひとつ立ち上げ、こんどはローカルからログインします。ローカル→JOGへは飛べませんが、←ウソでした。どちらでログインしても JOG←→ローカルを自由に行き来できます。
画像

こうしてJOGのアバタとローカルのアバタが会うことができます。ローカルで作成したものをJOGアバタへ、JOGで入手したものをローカルのアバタへと手渡すこともできました。普段は自分の世界で遊べるが、他の世界にも開けている。所期の目的達成です。

追記:ローカルで作成したものの受け渡しはローカルで、JOGで入手したものの受け渡しはJOG内で行うのが良いようです。世界を越えての所持品の持ち運びについては、まだよく分からないところも残っています。
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ログ ファイル サイズの制限

投稿記事by シノバー » 14/10/14(火) 20:11

OpenSIM を当初 RAM1GB、USBメモリは4GBで運用していました。スタンドアロンとJOGに接続するシミュレータとの2つ、島(Region)は合計7つ動かしています。やはりRAMはきつそうなので、2GBに増設。これでしばらく動かしてましたが、問題発生。USBメモリがいっぱいになってしまいました。
島をたくさん作ってるので、それかと思いましたが、むしろ持ち物(Asset)が大きいようです。
ところが、ログ OpenSim.log がそれら以上に大きいことが判明。これを制限することにしました。

ログ ファイルのサイズを制限するための情報はこちらにありました。
http://opensimulator.org/wiki/Logging
Rolling file appender and maximum log-file size の項目です。

修正すべき設定ファイルは bin/OpenSim.exe.config
ここに次のような記述があります。
コード: 全て選択
   <root>
     <level value="DEBUG" />
     <appender-ref ref="Console" />
     <appender-ref ref="LogFileAppender" />
   </root>

これを次のように変更します。(2014-11-02: 10MBにしました。)
コード: 全て選択
   <root>
     <level value="DEBUG" />
     <appender-ref ref="Console" />
     <appender-ref ref="RollingFileAppender" />
   </root>

  <appender name="RollingFileAppender" type="log4net.Appender.RollingFileAppender">
    <file value="OpenSim.log" />
    <appendToFile value="true" />
    <maximumFileSize value="10000KB" />
    <maxSizeRollBackups value="2" />
    <layout type="log4net.Layout.PatternLayout">
      <conversionPattern value="%date %-5level - %logger %message%newline" />
    </layout>
  </appender>


いったん古い OpenSim.log は削除し、修正した設定で OpenSim.exe を再起動すると、ログが 10MBになるごとに OpenSim.log.1 などの名前でバックアップが取られ、新規のログが始まります。バックアップはいくつまで取られるんだろ…。

追記(2014-11-02):このことでログファイルは切り分けられますが自動的に消されることはなく、日付を付けたファイル数が延々と残されます。古い物は手動でこまめに消してやる必要があります。1MBとかでなく、もう少し大きい目に切り分けるのがよさそう(とりあえず 10MBに変更しました)。

これで、当面の危機は回避。でもやはりUSBメモリは8GB以上に増やしたいと思います。
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スタンドアロンだけどハイパーグリッド ver.0.8.1

投稿記事by シノバー » 15/03/25(水) 20:55

OpenSIMサーバー ver.0.8.1 がリリースされました。さきの記事は 0.8.0系で記載しています。今回 0.8.1 に沿って、スタンドアロン+HGの設定についてまとめました。(2015-12-26 追記) 0.8.2 もこのこの要領で良いようです。

0.8.0でもそうだったのかもしれませんが、スタンドアロン+HGでユーザーを作成できないようです。サーバーのアーカイブをダウンロードして解凍した初期状態ではスタンドアロンの設定となっていますが、この状態でまず初期Regionやエステート、ユーザーを作成しておき、その後に諸設定を変更し、スタンドアロン+HGに移行することとします。(訂正)スタンドアロン+HGでユーザーを作成できないというのは、何かの事故だったのかもしれません。理由は不明ですが再現しません。

規定の初期設定(スタンドアロン)からスタンドアロン+HGへの変更部分は以下のとおりです。

1. OpenSim.ini
bin/OpenSim.ini をテキストエディタ開きます。
[Const] は 0.8.1 で新たに加わった機能です。URLとポートを記述します。PrivatePortはスタンドアロンでは使われません。
コード: 全て選択
[Const]
    BaseURL = "http://shinobar.server-on.net"
    PublicPort = "9000"

[Architecture]のところでStandaloneHypergridを有効にします。
コード: 全て選択
[Architecture]
    ; Include-Architecture = "config-include/Standalone.ini"
    Include-Architecture = "config-include/StandaloneHypergrid.ini"

2. StandaloneCommon.ini
このファイルは bin/config-include/StandaloneCommon.ini にあります。よく似た名前のファイルがいくつかあるので間違えないように。テキストエディタで開きます。

1) URLを"http://127.0.0.1:9000" から、グローバルのホスト・ドメイン名とポートに書き換えなければなりませんが、0.8.1 では Open.Ini の[Const]で、BaseURL と PublicPortでこれを設定したので、この項はスキップ。

2) [Hypergrid]
初期設定でこのセクションはすべてコメントアウトされています(行頭が「;」)。
次の2行を有効にします。BaseURL、PublicPortは Open.Ini の[Const]で設定されているので、ここで書き換える必要はありません。
コード: 全て選択
[Hypergrid]
    HomeURI = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}"
    GatekeeperURI = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}"

3)[GridService]
このセクションに次のような記述があります。
Region_Welcome_Area = "DefaultRegion, FallbackRegion"
これは、何の指定もなくゲートキーパー(この例で http://shinobar.server-on.net:9000)にアクセスがあったとき、「Welcome Aria」という名のRegion(島 あるいはSIM)に送ることを指定しています。「Welcome Aria」という名のRegionが無い場合、作成した島のうちのどれかを指定してやります。
戸惑うかもしれません。他の変更部分はすべて '=' の右辺を変更するのに対し、ここでは '=' の左辺、Regions_XXX の部分を変更します。
私の場合、Shinobar というRegion なので、次のようにしました。
コード: 全て選択
    Region_Shinobar = "DefaultRegion, FallbackRegion"

4)[LoginService]
せっかくなので、ウエルカムメッセージを書き換えておきます。
コード: 全て選択
        WelcomeMessage = "Welcome to Shinobar world!"

このセクションに現れるURIは、すでに[Const]で設定されているので、そのままでOKです。
SRV_HomeURI = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}"
SRV_InventoryServerURI = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}"
SRV_AssetServerURI = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}"
SRV_ProfileServerURI = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}"
SRV_FriendsServerURI = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}"
SRV_IMServerURI = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}"
MapTileURL = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}/"

5)[GridInfoService]
loginurlを、外部ホスト・ドメイン名にすることと、グリッド名が初期設定では"the lost continent of hippo"(失われたカバの地?)となっています。適当な名前を決めて変更しておきます。このセクション最後の uas も有効にしておきます。
コード: 全て選択
[GridInfoService]
    login = ${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}/
    gridname = "Shinobar World"
    gridnick = "shinogrid"
    uas = "${Const|BaseURL}:${Const|PublicPort}/"

(2015-12-26 訂正) [GatekeeperService] セクションは触る必要はありません。

3. Regions.ini
bin/Regions/Regions.ini をテキストエディタで開きます。
この中にある「ExternalHostName = SYSTEMIP」とあるのを、すべて外部ホスト・ドメイン名に変更します。
コード: 全て選択
    ExternalHostName = shinobar.server-on.net

InternalAddress = 0.0.0.0 は、そのままにしておきます。

設定の変更は以上です。
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OpenSIM ver.0.8.0系から 0.8.1 へのアップデート

投稿記事by シノバー » 15/03/26(木) 11:21

OpenSIMサーバーのアップデートに書いた方法で ver.0.8.0系から 0.8.1 へのアップデートは、うまくないようです。データベースの仕様が違うのかもしれません。そこで新たにSIMを作り、そこへバックアップされた oar を読み込む方法を取りましたが、うまくいく oar と、ダメな oarがあるようです。oarの問題ではなくterrainの問題である可能性もあります。引き続きテストしていきます。

追記(2015-04-17)
0.8.1系では、地形データのアルファチャンネルを除いておかなければならないようです。Varregion 512x512でアルファチャンネルを除いた地形を読み込むとOKでした。しかし標準の 256x256 ではアルファチャンネルを除いてもうまくいきません。他にも問題が残っているようです。

追記(2015-06-11)
Baffaloのルーター BBR-4HG にはアドレス変換のさいにバグがありました。0.8.0系では気付かれなかったものです。
ファームウェアを ver.1.x は 1.48 以降に、ver2.xは 2.06以降のものに更新することで、OpenSIM 0.8.1系での不具合は解消しました。
http://buffalo.jp/download/driver/lan/bbr4hg_fw-win.html
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