lupu528のリマスターとChrome

リリースされた日本語版に関するもの

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ムムム
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lupu528のリマスターとChrome

投稿記事 by ムムム »

日本語にしたLupu528にChrome ブラウザーを入れ、ネットはワイヤレス接続で色々使ってみました。一応、納得がいく機能、スピード、パーフォーマンス(ただの自己満足ですが)のLinux OSに仕上がりました。自分の周りの人達に配布して(自慢するため)リマスターをしてみました。

日本語Lupu528を選んだ理由と変更した部分ですが:
ーブラウザーを任意に選ぶので、速くて検索機能が優れている、Chromeが使える。
 (全体で214MBとかなり大きくなる)
ーOperaブラウザー版も作る。Operaのほうが小さくて(全体で184MB) 速い。
 (設定、検索機能がChromeよりやや使いにくい)。
ーLupu528の ”設定”メニューが Ubuntu Likeで解りやすい

ー無線LANはPwireless, Pwireless2のPetを入れる。
 (標準のSNSではSSIDが隠されたbroadcastに対応しない。。何度やってもダメでした)
 (Pwireless で接続プロファイルを作り、Pwireless2で運用)
ースタート時のSNSも毎回の立ち上げで出てくるのは面倒なので削除
 (/root/startup の中の extralang を削除)
ースタートアップのワンワン、の吠え声を消す
 (犬が苦手な人もいますので、毎回ワンワンはチョット)
ー吠え声は /root/usr/share/audioの bark.au 2barks.wavなどをリネームすると止まりました
 (extralang の削除で welcome メッセージが消えワンワンも自動で消えますが)
ー背景(background)に創作ロゴ入りの風景写真を使う

と、まあ大した内容ではありませんがリマスターしてCDに焼くと(体裁から)人にあげてもいいかなと思える出来でした。

リマスターでは日本語が文字化けしたり、Chromeが動かなかったりの繰り返しで、未だに失敗したケースの原因がわかりません。ja.1.5.sfs を /root/に毎回入れても文字化けしたり、しなかったり。
背景もデスクトップの背景設定で入れたものはリマスターでは表示エラー。/root/に入れた画像をドラッグ&ドロップで背景設定すると安定してリマスターにでてきました。
CDを25枚ムダにしてChrome版、Opera版、2種類を何とか完成できました。

CDはムダにしましたが、Linux, Puppyで遊ぶにはリマスターすることと達観。
大変でしたが、自作のLinux OSは中々得がたいものです。
最後に編集したユーザー ムムム [ 12/02/13(月) 21:04 ], 累計 1 回
MuMuMu
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Re: lupu528のリマスターとChrome

投稿記事 by シノバー »

Lupu のリマスターの経験はありませんが、Xを自動設定で起動する部分が難しいそうですね。
http://www.murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?t=67393

CDを焼く前に isoファイルを VirtualBoxで立ち上げてテストすると便利ですよ。
viewtopic.php?t=2077
The bar master, Shino's Bar
http://shinobar.net/
486HA
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登録日時: 11/03/06(日) 14:31

Re: lupu528のリマスターとChrome

投稿記事 by 486HA »

私の場合、殆どのPuppyをリマスターしていますが
Music2GO (based on Lucid Puppy 5.29)
Lucid Puppy 5.29
Lazy Puppy 5.28_4 (based on Lucid Puppy 5.28_4)
Lucid Puppy 5.28_4
MacPup 5.28.4 (MacPup 5.28にパッチと当てたもの)
Pup Rescue 2.5.4 (PupRescue 2.5にパッチと当てたもの)
Pup Rescue 2.3.4 (PupRescue2.3にパッチと当てたもの)
......などのLucid Puppy 5.2x系では次のpetを総て適用したものでリマスターを作成しています。
petget-20120108.pet
sfs_load-1.3.pet
grub4dos-0.4.4,v,1,7,1,pet
pupsaveconfig-2.0.1.pet
dillo-3.0.1-lucid528.pet
Xorg_High-1.1-Lucid.pet
PupShutdown-1.7.5.pet
citrixICA-10.6.115659_oprnmotif-2.3.1-i486.pet
rdesktop-1.6.0-i386.pet
tsclient-0.148-i386.pet
testdisk-6.11.3.pet
Frisbee-beta2-lucid52.pet
wbar_with_setup-1.3.3-lucid.pet
xfce4-4.6.2-519-beta-lucid/pet
icewm-1.3.7-slaco-i686.pet
cloud-0.1.pet
pwidgets-2.3.1.pet

Lucid Puppy 5.28_4_Altでは、既にChrome15と同等のIron Browserが適用されていますが、
新たに作成されたlupu_528.sfsのサイズは181MBになります。
lang_pack_ja-1.4.sfsはリマスター時にtmpディレクトリ内のroot直下にコピーしておきます、
その他アイコン・ファイルなども同様にtmpディレクトリ内の対応するディレクトリィに置いておきます。
 実のところ、ISOイメージは作成したとしてもCDに焼いたことはありません。
1、USBフラッシュ・メモリー内に作業用に例えばpuppyなどという適当なディレクトリィを作成する。
2、ディレクトリィ内にはISOイメージをコピーして、usbflashという名のファイルを作成する。
3、既存のPuppyを起動して前述のディレクトリィ内のISOイメージをマウントして
  initrd.gz/vmlinuz/lupu_528.sfsなど抽出したファイルをコピーする。
4、menu.lstの以下の記述に従って再起動。
title Puppy Linux test & Remster (/puppy)
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /puppy/initrd.gz
kernel /puppy/vmlinuz psubdir=/puppy pmedia=usbflash pfix=fsck
initrd /puppy/initrd.gz
5、前述のpetファイルを読み込んで動作確認を行い、ISOイメージをマウントしてリマスターを実行する。
6、作業用に自動的に作成されたディレクトリィ名を任意の名称に変更して、そこを指定して起動する。
一回の作業に要する時間は数分です、作成したものはUSBフラッシュ・メモリーからの起動に使用しています。
 リマスターしないオリジナルのままのものは、内臓ハード・ディスクないのPuppy専用パーティションに
蓄積してあります。
添付ファイルを見るにはパーミッションが必要です
CORE-i7-6700HQ uEFI ram:8GB
Full: Quirky Beaver64-8.7.1(64)
save2dir: Artfulpup-17.11,Dpup-7.5,Xenialpup 7.0.8.1(32)
Slimjet 21.0.8.0(32/64)
ムムム
記事: 30
登録日時: 08/08/24(日) 12:57
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Re: lupu528のリマスターとChrome

投稿記事 by ムムム »

シノバーさん、

Virtualboxのアドバイス、ありがとうございます。今度試してみます。
Xの自動設定ですが、特にトラブルはありませんでした。
(作成=IBM R51  テスト=Dell Inspiron1150, D510)

書き忘れましたがタイムゾーンの設定がまだうまくいってません。
そもそもが オリジナルのLupu528を入れたIBM R51 でもリブートすると時間が元のGMTに戻ってしまいます。

touch /etc/rc.d/BOOTCONFIG を/etc/rc.d/rc.country と /usr/sbin/timezone-set の最後に書き加える解決法は、チェックしましたがシノバーさんが既に変更済みでしたのでそのまま使っています。


486HAさん、
これは素晴らしい。
Iron Browser, JWMのpetなど色々使えそうです。参考にさせて頂きます。

リマスターを色々やってみるとLinuxというのは永遠に未完成ですね。Version Upが四六時中出てくるのも無理のないところだと理解しました。エラーの多少はやもうえない気がします。

他の皆様もリマスターの経験が色々あろうかと思います。是非シェアしてください。
MuMuMu
ムムム
記事: 30
登録日時: 08/08/24(日) 12:57
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Re: lupu528のリマスターとChrome

投稿記事 by ムムム »

Lupu528での時刻の設定ですが、漸く”安定”しました。
方法は簡単で、CDからのブート、あるいは新規にインストールした際、時間設定には一切触らない。そうするとBIOSの時間をそのまま日本時間に読み替えて表示してくれます。

Lupu528では立ち上げた時、必ず”日時”、言語などの再確認を求めてきます。この時のデフォルトで ”GMT+8" "UTC Hardware Clock"が表示されます。日本時間は”GMT+9"ですから、つい設定を”JST”に変えてしまいます。そうすると一旦は日本時間がでますがリブートすると何故か1日ずれた日時に戻ります。"UTC Hardware Clock"もノータッチでチェックマークは要りません。

元々、画面右下のPCの表示は日本時間を正しく表示していますので、変更の必要は最初からなかった、ということですが。スタート画面での時刻の扱い方を私が理解していなかっただけ、のようですが、問題は”GMT+8"の表示です。。いいにくいのですが誤りです。これは多分、BIOSの日時(日本時間が設定)を読んで、GMT+8 と表示しているものと思われます。

つらつら思うに、作者のBarry氏はオーストラリア人で、オーストラリアは地理的なGMTの設定より、常時1時間早くローカルタイムを設定している(サマータイムとは別に)国ですので、それを基準にしてプログラム設定すると日本(及び他の国々)の表示が”GMT+8"のようにずれてしまう。と、想像ですが。

ノータッチだとリマスターしたCDを他のPCで動かしても、すべて正しく表示されます。

皆様のコメントも参考にしながら、リマスターで失敗した部分の検証がある程度できました。折角ですからメモとして残そうかと思います:

1. 日本語が正しく出たり、出なかったりした原因
これはLang_pack_ja_lupq_0.5.pet を事前に入れたか否かの違いでした。日本語表示はもちろんja_1.4.sfsをロードしても使えますが、これだけではリマスターしたCDでは文字化けしてしまいます。ja_1.4.sfsを On_the_flyで入れれば正しく表示できますが、周囲に"配布”する都合上、On_the_flyでは納得してもらえません。

2. Lang_pack_ja_lupq_0.5.petの扱い
リマスターの母体のLupu528のHDDに、Lang_pack_ja_lupq_0.5.petを入れる方法は、必ずPuppy パッケージ.マネージャーを使って導入すること。
これは Lang_pack_ja_lupq_0.5.pet を事前にダウンロードしておいて(使いまわしに)、petをダブル.クリックでインストールすると、何故か失敗。タマタマ、日本語sfsを入れて動いてしまうと、どちらの日本語が使われているか、後々、気にしなくなってしまう。と、いうミスでした。

3. 背景画像の読み込みの失敗
画像を /root/に入れても読み込みに失敗。この原因は /root/ と /mnt/home の混同にありました。HDD上のオリジナルの /root/ に設定したを画像をリマスターが読みに行く、CDの /root/ に追加したものは読んでくれない、と理解しました。

4. ブート.ローダーを Grub4DOSに変更
リマスターで使うデフォルトのブート.ローダーは isolinux で、RAM modeの設定が Configに入っていません。(私の)PCにはあちこちに Puppyが入っているため、isolinuxでブートするとHDD上のsfsを読みに行きます。sfsロードのオプションで 0 = no sfs を選択しても読みにいきます。PuppyのsfsがまったくないPCならテストで問題はなかったのですが、0 = no sfs でもHDDからロードしてしまう、というのは想定外でした。Barry氏の注意にそんなことが(個人ファイル無しのPCで使うこと)書いてあったような気もしますが。とにかく:

リマスターのISOを作る前にlivecdpuppyから、isolinux.bin, isolinux.cfg, bootmsg, helpを全部、削除します。代わりに:
grbldr, menu.lstをコピーして入れる。menu.lstは事前にedit して RAM mode でCDブートをデフォルトに設定。
この手順のほうがリマスターしたCDを他で使うには簡単です。

それにしても通常のPuppyのブートはGrub4DOSが標準で入っているのに、リマスターは何故にisolinuxでのブートなんでしょうかね?
まあ失敗したお陰で、isolinuxに慣れ親しんだ、とも思えます。

ご参考に。
MuMuMu
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シノバー
記事: 3139
登録日時: 09/03/21(土) 00:05
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Re: lupu528の時刻設定とリマスター

投稿記事 by シノバー »

ムムム さんが書きました:元々、画面右下のPCの表示は日本時間を正しく表示していますので、変更の必要は最初からなかった、ということですが。スタート画面での時刻の扱い方を私が理解していなかっただけ、のようですが、問題は”GMT+8"の表示です。。いいにくいのですが誤りです。これは多分、BIOSの日時(日本時間が設定)を読んで、GMT+8 と表示しているものと思われます。
タイムゾーンをそのままにしておくとファイルのタイムスタンプや、試してないですがメールの日付や時間に問題が出るのではないでしょうか?
ムムムさんのPCでなぜそういう問題が出るのか、私にはよく分かりません。Lupu528+ja_1.4.sfsで運用しており Personalize Sttings でJSTに設定していますが、何も問題は出ていません。同じPCをWindowsに切り替えたときも正しくJSTを表示しています。(UTCチェックボックスはオフ、すなわちBIOS時計はローカルタイム)

リマスターの場合、/etc 以下と /root以下は自分で調整が必要です。デフォルトのタイムゾーン設定は /etc/localtime で、JSTに設定した場合、これは /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo へのリンクとなります。
リマスターの途中で /tmp/etc を編集する機会が与えられますが、このときに /etc/localtime, /etc/profile, /etc/keymap と、もしかすると /etc/keymap_previousも /tmp/etc にコピーすることでデフォルトが日本向けの設定になります。

このほか日本語入力に関して /etc 以下、/root以下にいくつかのファイルがあり、sfsではリマスタに継承されず pet がましなのはその理由にあると思われますが、その点に関しては別途…。
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記事: 3139
登録日時: 09/03/21(土) 00:05
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Re: lupu528の日本語化とリマスター

投稿記事 by シノバー »

ムムム さんが書きました:2. Lang_pack_ja_lupq_0.5.petの扱い
さきに述べたようにリマスターの場合、/etc 以下と /root以下は自分で調整が必要です。
SFSで日本語化したもののリマスターの場合、リマスタの途中で /tmp/etc あるいは /tmp/root の編集が促されるので、次のファイルあるいはディレクトリをコピーしてやる必要があります。
PETを入れた場合はこれらがある程度自動的に行われますが、たとえば /root/.xinitrc は修正されないなど完全ではありません。

/etc以下は
/etc/localtime, /etc/profile, /etc/keymap, /etc/keymap_previous のほかに
/etc/anthy-conf, /etc/scim ディレクトリ, /etc/gtk-2.0 ディレクトリ, /etc/xdg/templates ディレクトリ, /etc/xdg/templates.locale ディレクトリ
/root 以下では
/root/.xinitrc, /root/.jrmrc, /root/.jrmrc-tray, /root/.jrmrc-tray.nls, /root/.jwm ディレクトリ, /root/.icewm ディレクトリ

上記で網羅したかどうか、ちょっと自信ないです。
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486HA
記事: 1142
登録日時: 11/03/06(日) 14:31

Re: lupu528のリマスターとChrome

投稿記事 by 486HA »

1. ja_1.4.sfsを On_the_flyで入れた状態でリマスター作成を行い、
マウントしたISOイメージが展開された直後にtmpディレクトリィ内のrootディレクトリィ直下に
ja_1.4.sfsをコピーしてからリマスターを実行すれば宜しいと思います。
 リマスターしたCDから起動した最初の個人設定で日本語化が出来ます。

3.背景画像の格納先ディレクトリはusr/share/backgroundです。

4. 作成したCDイメージについては編集して、Grub4dosの起動時の背景画面としてGrub_gui.gzを
利用していますが、splash.xpmよりもっともらしい画面だと思っています。
添付ファイルを見るにはパーミッションが必要です
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ムムム
記事: 30
登録日時: 08/08/24(日) 12:57
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Re: lupu528のリマスターとChrome

投稿記事 by ムムム »

リマスターの続きです。リマスターのアドバンテージをもう一つ:

*USB ブートでの終了が格段に早くなります

最近のPCではUSBからのブートができますので、USBにPuppyを入れてお使いの方も沢山いらっしゃるかと思います。USBのほうが格段に立ち上がりが早いのですが、難点はシャットダウンする際で、個人保存ファイルの保存に、(安い、書き込みの遅いUSBだと)5分ー10分かかったりします。
これは個人保存ファイルが(お勧めサイズで)512MBと非常に大きかったりするためです。

リマスターをするのが周囲に”配布”して(使ってもらう)目的のためですので、このシャットダウン、5ー10分では自慢になりません。

リマスターではカスタマイズした(Chrome, Pwireless, 日本語Pet, 背景画、その他)が 新しい sfsの /root/内に取り込まれているため、sfs のサイズは200MB前後で非常に大きくなります。これは逆に個人保存ファイルはほとんどいらなくなります。そこでサイズを最低限の32MBにして、Lupu528の USBを作成して使ってみました。
思惑どおりシャットダウンが、10秒程度と非常に高速になりました。これなら安心して周囲に見せられます。

立ち上がりは sfs が200MBを越えてもそれほど遅くはなりません。
(PC: IBM X31, R51, Dell D510など、メモリ 768 MB)
別スレッドにある、シノバーさんのRAM, Cashについての懸念も特に問題なさそうです。
リマスターのUSBへの設定では、個人保存ファイルを32MBにする、これはお勧めです。

色々、コメント有難うございます。
Lupu528での Xの不具合ですが、Pana CF-L2 (192MBメモリー)で出ました。中途でこけるのではなく最初からXが動きません。古いPCでは Lupu528はムリ筋のようです。

私のBackgroundも添付してみますがうまく出るかな?
Timezoneの件は長くなりそうですので、別のトラブル、バグ、その他のスレッドに入れます。
添付ファイルを見るにはパーミッションが必要です
MuMuMu
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