eeePC901でpuppy4.20のテスト

リリースされた日本語版に関するもの

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

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きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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eeePC901でpuppy4.20のテスト

投稿記事 by きりん »

こんにちわ。きりんです。
日本語版puppy4.20の開発が進められています。新しいものは使ってみたくなりますね。
現時点のpuppy4.20β(2)を基に、eeePC901のハード固有の部分の動作についてまとめてみたいと思います。pupeee4.20というポピュレットが出ていますが、日本語版puppyをベースにしてゆく考えです。
いままでのメッセージ・ポストのやり方でなく、このトップ・メッセージをインデックスのように使いながら、追記をしてゆきます。

○基本的な不備事項や疑問点(ハード固有のもの含めて)
1.無線LANのウィザードで「スキャン」ボタンを押してもアクセスポイントをみつけてくれない。[判定△]
→(2009/04/29)ずぼらな解決手順見つけました。このスレッドの続きに書きました。
viewtopic.php?p=6041#6041

2.内蔵マイクが動作しない。[判定○]
→(2009/04/29)本家のサイトに新しいパッチの当たったドライバーがありました。このスレッドの続きに書きました。
viewtopic.php?p=6042#6042

3.ホットキーとシルバーキーが動作しない。[判定○]
→(2009/04/29)4.11と同じ手順で利用できます。このスレッドの続きに書きました。
viewtopic.php?p=6044#6044

4.Bluetoothは動作するか?

5.内蔵Webカメラは動作するか?

6.サスペンドは機能するか?[判定×〜△→○に変わりました]
→(2009/04/29)追加するものなく動作しましたが、結果は×に近いかな・・・。
→○に変わりました。いじり壊していたようです。このスレッドの続きに書きました。
viewtopic.php?p=6045#6045
(2009/05/24)2回目以降サスペンドが効かなくなるので修正しました。

7.画面上のドライブ・アイコンが重なってしまう。[判定△]
→(2009.05.02)スクリプトの一部を修正でなおります。原因はわかりません。こちらを参照ください。
viewtopic.php?p=6070#6070

○オプショナル的な事項
1.キー入力時タッチパッドを殺したい。[判定△]
→(2009/04/29)synapticsドライバーは動作しないので、信号ラインを切断する方法で対応。このスレッドの続きに書きました。
viewtopic.php?p=6043#6043

2.クロックスケーリングの導入でバッテリーライフを伸ばす。[判定○]
→(2009/04/29)従来の手順でOKです。このスレッドの続きに書きました。
viewtopic.php?p=6046#6046

3.電源監視を強化してバッテリーライフを伸ばす。

4.EM D02-HWの認識のさせ方が変わった?

5.ビデオチップの機能は有効に働いている?

6.CPUは持っている機能を発揮しているか?

●インストールの状況は次のとおりです。
・オリジナルのwindows-xpは抹殺しています。
・eeeUbuntu と puppy を導入しています。
・まず、eeeUbuntuを、sda1(4GB)→/bootに割付 … grubはこのドライブにあります。sdb1(8GB)→/に割付。いずれもext3でフォーマットしています。
・その上でpuppyをsda1にディレクトリーを切ってfrugalインストールしています。ブートローダーはeeeUbuntuのgrubを利用しています。
・常用はpuppyで、困った時、ヒントを求めeeeUbuntuを起動するような使い方です。
最後に編集したユーザー きりん [ 09/05/24(日) 11:35 ], 累計 12 回
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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無線LANを動作させる

投稿記事 by きりん »

きりんです。
バグ、トラブル > puppy4.20β2トラブル報告viewtopic.php?t=1029
に書かせてもらいましたが、改悪状態で使用しているWPAアクセスポイントのスキャンができません。
次のような、ずぼらな対処が簡単でした。
1.本家のサイトから英語版のpuppy4.20をダウンロードしインストールします。
2.起動し無線LANの設定を行います。
3./etc/network-wizardフォルダーを中身ごと仮の場所にコピーします。…後で日本語版からもアクセスできるところに
4.英語版を終了し、日本語版を起動します。
5.仮の場所にコピーした、/etc/network-wizardフォルダーを日本語版内の/etc内に上書きします。
6.再起動すると無線LANがつながっているはずです。

(2009/04/30)追記です。
viewtopic.php?p=6053
シノバーさんからいただいた修正情報で上記の方法を使わなくて対応できます。
最後に編集したユーザー きりん [ 09/04/30(木) 20:38 ], 累計 1 回
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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内蔵マイクを動作させる

投稿記事 by きりん »

きりんです。
内蔵マイクは標準のドライバーでは動作しません。以前はバージョンの上がったalsaをコンパイルすることにより対処していましたが、副作用としてトレイのボリューム・アプレットが正しい動作を行わなくなってしまいました。
参考に以前行っていた内容はこちらviewtopic.php?t=760&postdays=0&postorder=asc&start=15
最近、本家のサイトから新たなパッチを当てたドライバーを見つけました。
snd-hda-intel-patchedApril09-k2.6.29.16.pet
http://www.murga-linux.com/puppy/viewto ... 328#299328
こちらはボリューム・アプレットが正常に機能します。但し、インストールでつまづきます。
1.ダウンロードしたpetファイルをクリックして、パッケージマネージャを起動します。
2.途中でエラーメッセージが出て、必要なら自分で手動対処せよみたいなメッセージが出ます。
3.ファイラーで/root/.packagesを開くと、snd-hda-intel-patchedApril09-k2.6.29.16のフォルダーがあります。この中から、snd-hda-intelを/lib/modules/2.6.25.16/kernel/sound/pci/hda/snd-hda-intel.koへ上書きします。
4.ターミナルを開いて、depmodを実行します。
5.リブートします。
6./root/.packages内の不要ファイルを削除します。snd-hda-intel-patchedApril09-k2.6.29.16のフォルダーとsnd-hda-intel-patchedApril09-k2[1].6.29.16.tar.gz

動作確認は、mhwaveedit-1.4.15.petを導入して行いました(4.20からこのアプリが外された為)。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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内蔵タッチパッドを殺す

投稿記事 by きりん »

きりんです。
残念ながら4.20でもタッチパッドのドライバーとしてsynapticsは利用できません。ここしばらく粘って、カーネルが対応していることXウィザードが対応していることの2点が必要なようです。…こちらの追求はしばらくお休みです。
以前こちらのスレッド
viewtopic.php?t=967
で話題にしたものを4.20上で確認したものです。結果を書くと、
○/etc/X11/xorg.confの修正は必要ありません。
○補助プログラム(lock_tp と lock_tp.sh )は必要です。
lock_tp.c → コンパイイルして/root/my-applications/bin/に置きます。

コード: 全て選択

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <linux/input.h>

int main(void)
{
  ioctl(1, EVIOCGRAB, 1);
  pause();
}
/root/my-applications/bin/lock_tp.sh …実行権限をつけておきます。

コード: 全て選択

#!/bin/sh
if [ -f /var/lock/lock_tp ]
  then
    # ロックファイルが存在する時はロックを解除する
    rm /var/lock/lock_tp
    proc=`ps -A | grep lock_tp | sed -e 's/^[ ¥t]*//' | cut -d' ' -f1`
    kill $proc
  else
    # ロックする
    touch /var/lock/lock_tp
    exec lock_tp > /dev/input/event1
fi 
これらをキーボードから起動しますが、シルバーキーに割り付けると便利です。
※シルバーキーについては別途メッセージを上げます。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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ホットキーとシルバーキーを動作させる

投稿記事 by きりん »

きりんです。
ホットキーとシルバーキーについては,4.11(4.12)と同様な手順で利用できます。
本家のこちらのスレッドからhttp://www.murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?t=34159
・eee-asus_acpi-pciehp-k2.6.25.16.pet
・acpid-Eee-901-1000.pet
をダウンロードしインストールします。
シルバーキーが使えるようにスクリプトに一部追記します。
/etc/acpi/hotkey.sh

コード: 全て選択

#!/bin/sh

code=$3

case $code in
    # Fn+F2 -- enable/disable wifi
    0000001[01])
        /etc/acpi/wlan.sh
    ;;
	#Fn+F5
	00000030)
		#echo "LCD" > /dev/console &
		xrandr --output VGA --off --output LVDS --mode 800x480
		;;
	00000031)
		#echo "CRT" > /dev/console &
		xrandr --output VGA --auto --output LVDS --off
		;;
	00000032)
		#echo "LCD-CRT" > /dev/console &
		xrandr --output VGA --auto --output LVDS --mode 800x480
		;;
    # Fn+F7 -- mute/unmute speakers
    00000013)
        #acpi_fakekey 113
        # tempestuous modification
        amixer set Master toggle
    ;;
    # Fn+F8 -- decrease volume
    00000014)
        #acpi_fakekey 114
        # tempestuous modification
        amixer set Master 10%-
    ;;
    # Fn+F9 -- increase volume
    00000015)
        #acpi_fakekey 115
        # tempestuous modification
        amixer set Master 10%+
    ;;
    # silver hotkey 1(left) -- [X] ←ここから下の行が追加した部分
    0000001a)
         /etc/acpi/silverkey1.sh
    ;;
    # silver hotkey 2 -- [+]
    0000001b)
         /etc/acpi/silverkey2.sh
    ;;
    # silver hotkey 3 -- [usr1]
    0000001c)
         /etc/acpi/silverkey3.sh
    ;;
    # silver hotkey 4(right) -- [usr2]
    0000001d)
         /etc/acpi/silverkey4.sh
	;;
esac
シルバーキーの実際の動作を司る部分は、
/etc/acpi/silverkey1.sh 〜 silverkey3.sh の例 … 実行権限を付ける必要あり

コード: 全て選択

#!/bin/sh
# silver hotkey によるプログラムの起動
# 次の行に起動対象を指定
COMMAND=/usr/local/bin/rox

# 環境変数の設定
export HOME=/root
cd /root
. /etc/profile

[ -x "$COMMAND" ] || exit

if [ -S /tmp/.X11-unix/X0 ]; then
  export DISPLAY=:0
fi

$COMMAND &
/etc/acpi/silverkey4.sh … 前述のタッチパッドを殺す動作に割付しました。実行権限付けも必要。

コード: 全て選択

#!/bin/sh
# silver hotkey によるプログラムの起動
# 次の行に起動対象を指定
COMMAND=/root/my-applications/bin/lock_tp.sh

# 環境変数の設定
export HOME=/root
cd /root
. /etc/profile

[ -x "$COMMAND" ] || exit

if [ -S /tmp/.X11-unix/X0 ]; then
  export DISPLAY=:0
fi

$COMMAND &
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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サスペンド動作

投稿記事 by きりん »

きりんです。
サスペンドについてですが、ファイラーであちこち覗いて変化に気づきました。
・/etc/acpi/events/libsuspend
・/etc/acpi/actions/suspend.sh
なんてファイルは今まで無かったような。

実験してみました。eeePC901ではLCDパネルを閉じるとサスペンドの動作に入ります(初めて気づいた)。
1.無線LANはちゃんと再接続しました。多分、短時間のDHCPのアドレス有効時間内であればの条件付きだと思います。再度、アドレスを取得しにゆくような動きには見えません。
2.USBで接続している機器は復帰後、認識出来なくなりました。USBマウスの抜き差しでもダメ、新たにUSB-HDをつないでも無反応。コントローラーが動作していない感じ。USBメモリーから起動している場合はパニックになるかも。

インストール直後は起動時間が短いと感じていたのですが、あれこれ追加してゆく内にUbuntuより起動時間がかかる状態になっています。サスペンドはこの対策となるので今後追いかける予定です。

(追記です)
ホットキーを動作させる為に、acpid-Eee-901-1000.petを導入しましたが、この中に含まれるacpid か acpi_listen が少し動作が異なるようです。
/etc/acpi/actions/suspend.sh へ記述を加えたところUSBの復帰後の未認識がなくなりました。

コード: 全て選択

#!/bin/sh
# do not suspend if usb media mounted
USBS=$(probedisk2|grep '|usb' | cut -d'|' -f1 )
for USB in $USBS
do
   mount | grep "^$USB" >/dev/null && exit
done

# process before suspend
#rmmod usb_storage ←追記← 2009/05/24 この行は不要です
rmmod ehci_hcd ←追記 2009/05/24

#suspend
echo -n mem > /sys/power/state

# process at recovery from suspend
modprobe ehci_hcd ←追記 2009/05/24
#modprobe usb_storage ←追記← 2009/05/24 この行は不要です
「Puppy-4.1.1でのサスペンドモード」
viewtopic.php?t=927
を参考にさせていただきました。jakeさん、シノバーさん、ありがとうございます。

(2009/05/24)2回目以降のサスペンド動作がうまくいかないので、サスペンド・スクリプトを一部修正しました。
最後に編集したユーザー きりん [ 09/05/24(日) 11:42 ], 累計 2 回
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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クロックスケーリング

投稿記事 by きりん »

きりんです。
クロックスケーリングについては、こちらのメッセージ
viewtopic.php?t=862
の内容で動作します。
かいつまんで書くと、
/etc/rc.d/rc.local に追記

コード: 全て選択

# cpu frequency-scaling
modprobe acpi-cpufreq
modprobe cpufreq_conservative
modprobe cpufreq_ondemand
modprobe cpufreq_powersave
modprobe cpufreq_userspace
echo ondemand > /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_governor 
ノートPCを使っている立場だと始めから有効にして欲しいところですよね。
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