機種[ ThinkPad X121e ]
CPU[ AMD C-50 1.0GHz ]
RAM[ 4GB ]
グラフィックカード[ AMD Radeon HD 6250 ]
Xサーバの種類[ Xorg ]
お使いの解像度[ 1366 x 768 ]
LANカード[ Realtek 8188CE ]
お使いのパピーのバージョン[ Tahr Puppy 6.0.5 64bit ]
コメント
puppy_tahr64_6.0.5.sfs と lang_pack_ja-2.0.sfs を使用しました。
日本語入力が機能しないので、パッケージマネージャから scim, anthy 関連のパッケージをインストールしてみましたが、うまくいきませんでした
tahr puppy 64bit のパッケージマネージャは、どうも挙動がおかしい。ダウンロードの途中で止まってしまったり、依存関係の解決が不完全だったりします。
それで、パッケージのインストールは諦めて、ソースからコンパイルすることにしました。
(dev_tahr64_6.0.5.sfs が必要です)
anthy, scim, scim-anthy の順でインストールしました。しかし、コンパイルの際にオプションをつけなかったので、/usr/local 以下にインストールされました。その結果、scim(32bit) のライブラリが /usr/lib に残っています。
/root/.xinitrc の scim(32bit) 関連の記述を削除して、以下の記述に置き換えました。
# im
export XMODIFIERS='@im=SCIM'
export GTK_IM_MODULE="xim"
export QT_IM_MODULE="xim"
/usr/local/bin/scim -d
X を再起動すると、トレイにキーボードのアイコンが現れるので、scim の設定を呼び出して、日本語キーボードに設定します。
まだ、日本語入力が起動しないので、おまじないをします。
# gtk-query-immodules-2.0 > /etc/gtk-2.0/gtk.immodules.lib64
# gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
いずれのコマンドも /usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/immodules/im-scim-bridge.so でエラーが発生するので、このファイルを削除してからコマンドを実行するとエラーが出なくなります。(今回は scim-bridge をインストールしていないので、32bit 用ライブラリが残っていたようです)
scim(64bit)が /usr/local 以下にあるので、つじつま合わせのために /usr/local/lib/gtk-2.0(/usr/lib/gtk-2.0 へのリンク)を作成します。<- 必要ありませんでした。
コンピュータを再起動すると、日本語入力が有効になります。
日本語入力と関係ないのですが、タッチパッドを無効にしても次回起動時には有効になってしまいます。これは "flsynclient" が設定ファイルを読み込まないで起動するのが原因のようです。tahr puppy 64bit のバグだと思います。
この問題の解消と、トラックポイントの感度の調整のために、スクリプトを書いて ~/Startup フォルダに入れました。
mouse.sh
コード: 全て選択
#!/bin/sh
flsynclient -s
cd /sys/devices/platform/i8042/serio4/serio5
echo -n 110 > speed
echo -n 220 > sensitivity
cp ~/.xinitrc.org ~/.xinitrc
* /etc/rc.d/init.d/rc.nls が行っているようです。
slacko 64bit は scim 関連のパッケージを追加すれば日本語入力が可能になるらしいですが、tahr 64bit の日本語入力については情報が皆無と言っていい状態です。改良の余地はありますが、私は 64bit バージョンを常用するつもりはないので、ひとまずこれでよしとします。scim(64bit) を /usr 以下にインストールすれば、また違った挙動になるかもしれません。