SOTEC PC STATION M380AV ダイヤルアップ接続可

皆さんのパピーの環境を知らせて下さい。
機種、ハード、バージョンなど

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

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OSAMU TAKAHASHI
記事: 1
登録日時: 11/06/21(火) 21:04

SOTEC PC STATION M380AV ダイヤルアップ接続可

投稿記事 by OSAMU TAKAHASHI »

 2000年頃、NHKの『電子立国』の放送の影響もあってか、パソコンがNECのPC-9801シリーズから、インテル・マイクロソフト・IBMが発表した『Windows95』の動くマシンとその互換機が続々と発表され、98・98SE・MeといったCDでOSを供給するマシンがほとんどだったんですが、私が買ったSOTEC PC STATION M380AVというマシンは98SEで、TVチューナーとNTSC・S端子(入力)がついていたので、ビデオ録画映像のプリントアウトに、と思って地元(長野県松本市)のラオックス・ヒナタで新品を購入したんですが、いざハードディスクがクラッシュしてリカバリを試みたら、何度やってもリカバリディスクが正常にインストールできないし、メーカーに頼んで代替のリカバリディスク、オークションで入手したリカバリディスクで試しても駄目でした。仕方ないのでWindowsXPのCDを安く手に入れようと思っていたのですが、オークションでも5000円以上はするし、M380AVはDVDROMもついているのですが、ブートには対応しておらず、VISTAからDVDでWindowsを供給ということで、結構高価な値段で購入してもいよいよ廃棄処分か?それとも、周辺機器が使えなくても、Linux系列でOffice環境が動いたり、プログラミングに使えればと思って、TURBOLinuxやRedHat、KNOPPIXなど書籍に同梱されてくるCD供給のOSをインストールしておいたのですが、モデム(ダイヤルアップ)も効かず、プリンタも使えず、FDDにもMSのフォーマットが違うという事で、ワープロで試しに書いた文書をハードディスクに記憶させるくらいで、ほとんど飾り物みたいな状態でした。今回Yahoo!のオークションで『TOP Linux Puppy』日本語対応・インターネット・オフィス環境対応・CD立ち上げ・省メモリということで値段も安かった(300円程度)ので落札して、立ち上げてみました。
 すると、CDから素早く立ち上がるし、ハイレゾリューション画面にも対応、日本語変換も使えますし、Office環境も使えるので、「ようやく当たりのLinuxが登場したか!」とずいぶん感心しました。モデムでダイヤルアップ接続も簡単にでき、「Soloot」といった接続料無料のプロバイダもあるので、TV機能は犠牲にはしなければならないものの、WindowsMeレベルの環境にはなるOSだと思い、中古パソコン救済にはもってこいのCDブートOSだと思います。現在松下のノート型(XPsp3)にAUのWiMAXを接続して主力として使っているので、Linuxもご試食程度で済まそうと思っていたのですが、なにせAT&TのUNIXがモトのOS。インターネットの電信電話料金だけで儲かるAT&Tが実は勝ち組か?と気づき、MS社の古いマシンの切り捨て方針や商業思考にはついていけず(たとえ趣味でも赤字が出るというのは良くない事なので)、もともとプログラミングやソフト開発、ワープロにパソコンをつかっていたので(小学館グループ新企画社POPCOM編集部で働いていました)、UNIX環境のフリーウェア群もずいぶん魅力的になったと思い、Linuxを本気でやってみようという気にさせる、省メモリ高性能な結構すごいLinuxだと思います。ただし、マニュアルもプリントアウトしてよく読んでもハードディスクから立ち上がるようにする方法もイマイチわからず、USB立ち上げもハードが古いせいかうまくいかず、今のところマスタCDをコピーし、CD立ち上げでHDDはフォーマットし直してパーティションでKNOPPIXと両方使えるようにしてあるのですが、少し勉強は必要なようです。それでも、一般回線でインターネットにアクセス出来たりOffice環境が使えるというのは、廃棄処分にされるマシンが相当多い中、「初心者向けLinuxの登場」ということで出版社といったマスコミでも取り上げたら?と思います。さすがは鉱山保有の西側先進諸国オーストラリア製のLinuxということで、「本気でUNIX系列支持にまわるなら、このOSからスタート」と思いました。それでも慣れという物は恐ろしいもので、Windowsから離れるということはなさそうです。「安くて性能が良いものが広まるというのが正しい世の中」とX68000ユーザーも書いてました。元々インテルはCPU開発メーカーと言ってもi8086はセグメントという厄介な問題をアセンブラでプログラミングした事のある人は知ってますが、理想的なコンピューターというより、「商業やソフトウェア蓄積の互換性の犠牲者」にユーザーはなっているのではないでしょうか?(MSXに賭けた、アスキー出版・NHK学園などのマスコミ関係が一企業をえこひいきするのに批判が集まってファミコンやプレイステイションなどがヒットした理由の一つというのも、古くからパソコン雑誌を読んできた人は知っていると思います)。
 今回のこの『Puppy Linux』は、残るは周辺機器のサポートの問題だと思います。それでもUSBメモリをMSフォーマットで記録できれば、「プリントアウトは会社や学校といったところの設備を借りれば済む」問題かもしれません。マイナーで見逃しそうになったこのOSですが、「一発大当たり!」といった気がします。
 それでは今回はこの辺で!    2011 OSAMU TAKAHASHI
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