動作状況:HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model

皆さんのパピーの環境を知らせて下さい。
機種、ハード、バージョンなど

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

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cygnus_odile
記事: 665
登録日時: 09/08/16(日) 14:30

動作状況:HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model

投稿記事 by cygnus_odile »

メーカー名[HP (Hewlett-Packard Company)]
機種[HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model]
BIOS のヴァージョン [F.06]
CPU[VIA C7-M ULV / 1.60GHz]
RAM[2048MB]
グラフィックカード[VIA Chrome 9 / Chipset内蔵]
Xサーバの種類[Xvesa]
解像度[1280x768x16]
LANカード[Broadcom NetLink Gigabit Ethernet PCI Controller (BCM5788M)] eth0
無線LANカード[Broadcom 4311AG 802.11a/b/g Wi-Fi Adapter] wlan0
パピーのバージョン[4.1.2.1-jp / 4.20p1-jp (日本語版) / 4.2.1(Original)/ 4.3JP / 4.3.1JP-RC2]
現時点(2009-11-03)では、Kernel をアップデートした(k2.6.25.16 → k2.6.28.5) 4.20p1JP改、4.3.1stdJP-RC2改、4.3.1stdJP-RC6改 で問題なく動作確認。 → 現状4.3.1stdJP改(正式リリース版改)(2009-12-02)

・報告が長くなったので、こちらへ「動作状況一覧」をまとめました。 (2009-11-04)

コメント[ 英語キーボードモデルです。日本語版は各々1GB SD-Card へインストール(frugal-install)して試用。4.2.1 はCDブートにて試用。(追記 : なお、4.20p1-jp は、HardDisk へパーティションを切って、frugal-install しました。)本機標準搭載の Windows Vista Business は起動が遅すぎ、2~3分かかり、しかもたびたび更新のインストールで起動終了にさらに時間がかかる。Puppy Linux は、60sec 程度で起動する。)

【Xサーバについて】
×:Xorg (driver "vesa") では、1280x768 の画面に設定できず。スクリーンサイズが1600x1200? 位になって、右端と下端が切れて表示されてしまう。1024x768 では、上下サイズはOKだが横長にズーム表示されてしまう。
○:Xvesa では、1280x768 の画面に設定出来た。ただし、動画がまともに見れないのが残念。(4.2.1は多少マシのような気がする)
○:Xorg (driver "openchrome") では、1280x768 の画面に設定可能。(4.20p1JP, 4.30JP, 4.3.1stdJP-RC2改 で確認。)

【ヘッドフォン端子】
ヘッドフォンを挿しても本体スピーカの音消えず、両方から音声出力される。公共の場で音を出せないのは困りもの。ALSA ドライバ 1.0.18 以降なら解消されているらしい。
→ 開発版の pp4a-423ja (2009-08-15) のLive-CD だと、解消されている。次期4.3系に期待!
  → カーネルアップデート(2.6.25.16 → 2.6.28.5 )にて解決! 4.20p1JP で確認しました (2009-10-28 追記)

【無線LAN】
(A)4.1.2.1-jp 問題なく動作。WEP にて接続。起動時にきちんと自動接続される。 eth0, wlan0 が認識されている。
(B)4.20p1-jp  問題あり、ネットワークモジュールの読み直しをすると WEP にて接続可能だが、設定が保存されない。再起動すると wlan0 が認識されない。
 (→ 邪道かもしれないが、/lib/modules/2.6.25.16/kernel/drivers/net/wireless/bcm43xx/bcm43xx.ko を削除して解決。(2009-08-24 追記))
  → カーネルアップデート(2.6.25.16 → 2.6.28.5 )にて解決! ドライバ wl が読み込まれるようになった(2009-10-28 追記)

(C)4.2.1(original)  問題なく動作。WEP にて接続。起動時にきちんと自動接続される。 eth0, wlan0 が認識されている。

(D)4.3.x kernel 2.6.30.5 版だと、無線LAN接続時にシステムフリーズ頻発。 std版(k2.6.25.16)は、安定接続可能。 4.30JP、4.3.1JP-RC2、Browserlinux354などで確認。 (2009-10-31 追記))


 <4.20p1-jp の 症状>
4.20p1-JP では、
1)接続アイコンクリックして、Puppy Network Wizard 起動。
  インターフェイスに
   eth0 / イーサネット / tg3 / PCI: Broadcom BCM5788 Gigabit Ethernet
   eth1 / ワイヤレス  / bcm43xx / PCI: Broadcom UART
  の二つが表示されている。

2)[モジュールの読み込み]ボタン押し下げて「ネットワークモジュールの読み込み」起動
  [さらに]タブにて、[切り離す]ボタンをクリックして「モジュールの切り離し」起動
  モジュールの bcm43xx を切り離す。

3)「ネットワークモジュールの読み込み」の[モジュール]タブにて、
   b43 / pcmcia / Broadcom B43 wireless driver を選択して、[読み込]ボタン押下

メッセージ:読み込みに成功 → OKボタン押下
   新しいモジュールが読こまれました。→新しいインターフェイスは検出されませんでした→切り離す。

4)Puppy Network Wizard に戻る。
  この時点で、表示されているインターフェイスは、eth0 のみ。
  再度[モジュールの読み込み]ボタン押し下げて「ネットワークモジュールの読み込み」起動
   b43 / pcmcia / Broadcom B43 wireless driver を選択して、[読み込]ボタン押下
  読み込に成功
  OKボタンを押下、新しいモジュールが読み込まれました。
  インターフェイス wlan0 が表示される。 [保存]ボタン押下

5)Puppy Network Wizard に戻るので、 wlan0 ボタンを押して、wlan0 ネットワークを設定。

  ワイヤレスの設定 ⇒ wlan0 をテスト ⇒ 自動DHCP
  → 無線LAN 接続 に成功。設定を保存し完了。

しかし、Puppy Linux を再起動すると、設定が消えていて元に戻り、wlan0は認識されておらず、無線LANに自動接続されない。
eth0/イーサネット/tg3 、eth1/ワイヤレス/ bcm43xx が読み込まれた状態に戻っている。
パッピーのスタートアップの設定にて、bcm43xx モジュールをブラックリストへ登録しても、読み込まれてしまう状況です。

【→ 対処】
 邪道かもしれないが、解決。 bcm43xx モジュールが読み込まれないように、
/lib/modules/2.6.25.16/kernel/drivers/net/wireless/bcm43xx/bcm43xx.ko を削除した後、上記(1)から(5)の手順を一旦行った後は、きちんと起動時に(b43 モジュールが読み込まれ、wlan0 が認識されて)自動的に無線LANに接続するようになった。(2009-08-24 追記)
最後に編集したユーザー cygnus_odile [ 09/12/04(金) 22:19 ], 累計 9 回
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Re: 動作状況:HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model

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4.20p1-jp でも、よけいな(機能しない)bcm43xx ドライバモジュール自体をシステムから削除(rm)してしまうことで、b43 モジュールが起動時に読み込まれるようになり、きちんと自動的に無線LANに繋がるようになりました。(記事に追記しておきました。)
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Re: 動作状況:HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model

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開発版の pp4a-423ja (2009-08-15) のLive-CD での状況:

【Xサーバについて】 上記の他のversion と同様。
【ヘッドフォン端子】 → 問題は解消されていました!。 ヘッドフォン端子にプラグを差し込むとスピーカ音声OFFになります。
【無線LAN】 起動時には 有線LANインターフェイス の eth0 のみ認識されている。 b43 モジュールを読み込ませようとしても、失敗する。(/lib/modules/2.6.25.16/kernel/drivers/ssb/ssb.ko のオープンに失敗しましたのメッセージ) 結局無線LAN インターフェイスを認識できず、無線LAN 接続に至らず。 なお、4.20p1-jp で問題になっていたbcm43xx モジュールは存在しないようだ。
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Re: 動作状況:HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model

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Puppy Linux 4.20p1-JP の無線LANの件、

上記の対処法「bcm43xx.ko ドライバモジュールを無理やり削除する」のは邪道だったかも、
http://puppylinux.ca/puppyfiles/ を覗いていると、こんな パッケージ
"No_bcm43xx_patch.pet"があった。
公式パッチらしい。 http://puppylinux.ca/puppyfiles/pet_pac ... _patch.pet

これをインストールして再起動すれば、bcm43xx モジュールをロードしなくなるようだ。
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Re: 動作状況:HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model

投稿記事 by cygnus_odile »

4.30本家版がリリースされ、また、4.30-JP_Alpha版 がアップされていたので、Live-CDから SD-Card(1GB) へインストールして試用してみた。(4.30-JP_Alpha版については、zp430305.sfsをアップデータ(23707648バイト)に、差し替え)
Puppy Linux 4.30 (本家版、JPAlpha版)の動作状況
【Xサーバについて】 上記の他のversion と同様。Xvesa でないと、1280x768 に設定できない。
【ヘッドフォン端子】 → 問題は解消!。ヘッドフォン端子にプラグを差すとスピーカ音声OFFになる。
【無線LAN】有線LAN/eth0、無線LAN/wlan0 が認識されている。無線LAN接続(WEP)OK。

*問題点: いずれも、ネット接続しているとシステムがフリーズしキー操作もマウスも無反応となる(USB光学マウスのLEDが消える)現象が頻発。接続ウィザードの途中やWEB閲覧中などで起き、安定動作しない。残念至極。無線LANドライバが合わないのだろうか? (なお、430JPAlpha_retro版では、ヘッドフォン端子問題あり、また、他の内臓ドライブを認識しない、LANインターフェイスを認識しない(有線も無線も接続不可))
【9月23日 0:10 追記 ↓】
* BIOS 設定で、"Integrated Camera", "Embedded Bluetooth Device" を無効にすると相当安定する。Webアクセスを "Puppy Browser" で行っていると、安定動作。Seamonkey 1.1.18 は固まり易いようです。
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Re: 動作状況:HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model

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Puppy Linux 4.30 (JP版、stdJP版)の動作状況
 【Xサーバについて】 上記の他のversion と同様。Xvesa でないと、1280x768 に設定できない。

・Puppy Linux 4.30 JP
 【ヘッドフォン端子】 → 問題は解消!。ヘッドフォン端子にプラグを差すとスピーカ音声OFFになる。
 【無線LAN】無線LAN/wlan0 (b43 ドライバ)が認識されている。無線LAN接続(WEP)OK。
 ☆ ただし、ネットアプリが動作安定せず。無線LANにてネット接続し、Seamoneky、Pstreamvid、などのネットアプリケーションで、システムフリーズが頻発する。http://www.imeem.com で音楽再生(flash) や、ブログにはられた youtube ビデオを再生しようとすると必ずフリーズする。無線LANドライバの相性?
 ☆  有線LAN/eth0 で接続していると、問題なく、動作極めて安定している。 ただし、モバイルマシンとしては無線LANで不安定なのは辛い。

・Puppy Linux 4.30 std JP ( Kernel kernel 2.6.25.16 )
 【ヘッドフォン端子】 → 問題あり!。ヘッドフォン端子にプラグを差してもスピーカ音声がOFFにならない。
 【無線LAN】有線LAN/eth0、無線LAN/wlan0 (b43 ドライバ)が認識されている。しかし、無線LAN接続に失敗する。 接続Wizard の アクセスポイントスキャンをしようとしても、無線インターフェイスの WakeUp に失敗する。
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Xorg "openchrome" ドライバにて動作! [4.20p1JP, 430JP]

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4.20p1JP, 430JP にて、 Xorg 動作確認。

mirok さんの記事 Re: 動作報告:VIA ARTiGO A1000 で紹介のあった、Xorg driver update for various cardsから、"openchrome" ドライバの PETパッケージ:
  xf86-video-openchrome-0.2.904-i486.pet
をダウンロードしてインストール。

 Xビデオの設定:Xorg-wizard で Panel-Size 1280x800 選択。次ステップで1280x768x24 選択。Xserver Restart。

で、Xorg にて、1280x768 できちんと表示されました。動作も心持ち速くなったような気がします。
xorg.conf の記述を修正する必要も無く、xorg.conf の Section "Device" の部分を覗くと、
Driver "openchrome"
と記載されていました。
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Kernel アップデートで、 420p1JP の ヘッドフォン端子問題解決

投稿記事 by cygnus_odile »

みのむし サンの記事 : 4.1.2.1-JP カーネルのアップデート 2.6.25.16 > 2.6.28.5 を参考に、カーネルを 2.6.25.16  ⇒  2.6.28.5 へアップデートしたところ、
HP 2133 mini-note PC 上の Puppy 4.20p1JP でのヘッドフォン端子問題(ヘッドフォンのプラグをさしても本体スピーカがOFFにならない)が見事に解決し、不満なく420p1JPが使えるようになりました。
最初音が出ませんでしたが、[セットアップ]→[ALSAサウンドウィザード]を実行して難なく解決。
なお、ワイヤレスLANのドライバも自動的に wl が読み込まれるようになっていました。
4.30stdJP(k2.6.25.16)でも、カーネルをアップデートすれば、解決できる可能性があると思われる。
cygnus_odile
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登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Puppy Linux 431stdJP-RC2 改造版(k2.6.25.16 → k2.6.28.5)

投稿記事 by cygnus_odile »

 みのむしさんの記事「Re: 4.3.1JP-RC2(+SP2.1031)」、及び、
 シノバーさんのフォロー記事「Re:2.6.28系カーネル」 を参考に
 Puppy Linux 431stdJP-RC2 改造版(k2.6.25.16 → k2.6.28.5)の動作に成功し、懸案であった、
   kernel 2.6.25.16 系(4.1.2, 4.2, 4.3std)での ヘッドフォン端子問題、と 
   kernel 2.6.30.5 系(4.3)での 無線LAN接続時のシステムフリーズと
を解決することができた。(お二人には心から感謝!)

【概要】
 みのむしさん作成の frugal インストール用ファイルから initrd.gz、vmlinuz と、
 Puppy Linux 4.3.1stdJP-RC2 Live-CD 内の pup-431JPRC2-sfs3.sfs、及び、
 シノバーさん提供の zp431285.sfs  (こちら)
の四つのファイルを 内蔵HDD のext2 パーティションに切ったディレクトリ(/pup431)へ配置し、Grub による起動に成功。
 (SD-Card へインストールした 431stdJP-RC2 のファイルの入れ替えでは、pup-431.sfs が見つかりませんとのエラーで起動せず。)

 zp431285.sfs に収録の無線LAN用ドライバモジュール b43 では、 無線LANが動作しないので、みのむしさん作成の4.2系k2.6.28.5用モジュールライブラリ(lib-modules-2.6.28.5.tgz)の中の2.6.28.5/kernel/misc/wl.ko なる Broadcom 用のワイヤレスドライバ wl をコピーして、lib/modules/2.6.28.5/kernel/drivers/net/wireless/ あたりへいれることで動作させています。
 なお、不要なモジュール b43, ohci_hcd, ssb あたりを BootManager にてブラックリスト化しても、 ssb が読み込まれてしまい、wl の動作を妨げますので、下記の応急処置:

 ブートプロセスで実行される /etc/rc.d/rc.network スクリプト の path 設定の直後くらいに、以下の3行を書き入れて、解決。
  rmmod ssb
  rmmod wl
  modprobe wl

これで、起動時に自動的に無線LANへ接続するようにできた。( puppy の ブートプロセスは、slackware 流なのですね。)

結論:HP 2133 にて無線LAN接続するなら、カーネルをアップデート(k2.6.25.16 → k2.6.28.5)した4.20p1JP改、4.3系stdJP改が良い。 なお、有線LANのみなら通常のpup-4.3x系(kernel 2.6.30.5)で問題なし。
cygnus_odile
記事: 665
登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Re: 動作状況:HP 2133 Mini-Note PC High-Performance Model

投稿記事 by cygnus_odile »

HP 2133 mini-note PC と Puppy Linux の各版の動作状況について、報告数が増え、判り難くなったので、
別途、「動作状況一覧」をまとめました。 (2009-11-04)
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