端末(urxvt)で正常に表示されるフォント

パピーを名犬にするための技、テクニック

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rsurf
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登録日時: 09/01/03(土) 12:42

端末(urxvt)で正常に表示されるフォント

投稿記事 by rsurf »

(2015/05/20 奇妙な現象がおきたのでFontconfigの勉強をして用語、説明の修正追加を行いました。)
(2015/05/24 Fontconfig関係の説明の修正追加)

urxvtは特殊な文字幅の計算を行う様でrgstryの値が"ISO10646"だと等幅のbitmapフォントすら含まれる全世界の文字幅を調べて変な値が設定され一文字置きに一文字空白が入るような横長表示になるものが多いです(プロポーショナルなスケーラブルフォントなら文字幅がまちまちなので最大の文字に合わせて表示枠を決めても仕方ないですが)。
結果的にフォントをいろいろ調べることになったので使えそうな情報を残しておきます。
基本的に配布時点で正常に表示できる等幅ゴシック体フォントを書きます。

■用語説明
Fontconfig:プログラマがフォントを簡単に扱えるようにしたライブラリで勝手にいろいろ対処してくれる様です。
px:ピクセルサイズ(画素数、ドット数)
画面dpi:モニタの解像度です。ここで影響するのは基本的にFontconfigが認識している値です。優先度は「fonts.conf」の手動設定値 > 「~/.Xresources」のxft.dpi > xorg自動認識値ですが、urxvtはそれとは別に毎回「xdpyinfo」コマンドで現在の自動認識値を取りに行っている様です。つまり、xft.dpiとxdpyinfoのdpiが一致していないと具合が悪い感じです。しかし常にフォントサイズをpxで指定すれば影響は出ない筈です。
pt:ポイントサイズ(論理サイズで pt * 画面dpi / 72 を整数化して px を計算)
rgstry:文字コード仕様名でpuppy(UTF-8)で日本語を表示する場合はiso10646のフォントが必要。JISX0208等のフォントはコンバートする必要があります。
bdf:bitmapフォントデータでテキストファイルです。小さい修正ならテキストエディタで行えます。使用時には「bdftopcf k8x12.bdf | gzip > k8x12.pcf.gz」の様にバイナリ圧縮ファイル化されることが多い様です。圧縮すると小さくなりますが端末の立ち上げが重くなることがあります。そのままでも使えます。
pcf:bitmapフォントデータでバイナリファイルです。ubuntuのパッケージだと圧縮した「*.pcf.gz」になっていることが多いです。そのまま使えます。
ttf:スケーラブルフォントデータのファイルですが小さい文字用にbitmapを内蔵していることがあり優先的に使用されます(ただしFontconfigの設定で無効にも出来ます)。
ttc:複数のttfを1ファイルに纏めたものです。
XLFD:論理フォント名で主にbitmapフォントを扱うがbitmap無しのTTFも扱える。Core Font といって最小限定義しておくものが決まっているらしい。
Xft:X版のFreeTypeのライブラリで主にスケーラブルフォントを扱うがbitmapも扱える。XLFDやFontconfigとも連携している。
fonts.scale:スケーラブルフォントをXLFD形式にしたリスト
fonts.dir:bitmapフォントのXLFD形式のリスト(fonts.scaleも取り込む)
fonts.alias:フォントの別名定義(基本的には手動で作成)
fonts.conf:Fontconfig用の設定ファイルで指定フォントや見つからない文字が有るときに代替フォントを持って来るルールが定義されています。'xft:フォント名'の形式なら存在しないフォントでも指定できます(エラーにならない)。
xfontsel:rgstryやpxや字体を指定してどんなフォント(ファミリ)名が該当するか調べるツールですがTTFだと数値項目が全部0になるのでいまいちです(内蔵bitmapのpxも分からない)。

注:Xft指定の場合にデフォルトではfonts.confでslantがroman(0)以外はoblique(110) に上書きされ、weightがmedium(100)を超えると合成bold作成のフラグが立ちます。

■同ファミリで異字体(bold等)が有る場合はweightやstyleを正確に指定すると異字体を取ってこなくなる場合があります。
例えば「Migu 1M(migu-1m-regular.ttf)」はregular(80)ですが'xft:Migu 1M:regular'とするとエスケープシーケンスでbold指定時に'xft:Migu 1M:bold(200)'を持ってこず別ファミリから持ってこようとします(注:1回目はうまく動く場合あり)。
これが'xft:Migu 1M:medium(100)'や'xft:Migu 1M'だと妥当な動きになります。
優先度処理の仕様でしょうがとりあえず省略(slant=roman(0)のみ指定扱い)した方が良いみたいです。
('-fn'でregularを'-fb'でbold指定すると合成斜字系が他ファミリになってしまい挙動としては同ファミリの異字体や合成品の優先度が0になるような動き方になります。)

■ubuntuのフォントパッケージはpuppyとは違う位置に入ることがあるのでパッケージのダウンロードページの「ファイル一覧」でどこに何が入るか確認するかDLして「*.deb」を右クリックから「Open With」→「XArchive」で展開してディレクトリ位置を確認して手動で入れた方が無難です。ライブラリやカーネルのバージョンも関係ないので本家サイトからDLした方がベターな場合が多いです。


■pxの小さいフォント
小さいフォントはbitmapフォントを拡大縮小が行われないようにpx指定で使うとクリアに見えます。
小さいフォントはboldが潰れるので「/etc/profile」の「alias ls='ls --color=auto'」→「'ls -QF'」に変更するとファイル名末尾に種別記号が付く通常フォントになります。「◆」直後は内蔵bitmapのpxです。指定できるフォント名はXLFD,Xftの順で。

◆7-22px「MS ゴシック」
(偶数pxにpx別bitmapフォントを内蔵。奇数pxは文字間空白のみ異なる。スケーラブル情報も持つ)
(文字形状は 96 or 120dpiで0.5pt刻みで調整されているらしい。)(ver2.5以降はpx別bitmapと文字種がさらに追加)
適当にpt指定してもbitmapにヒットする為に使いやすいです。23px以上はスケーラブルフォントになりますが文字サイズが大きいので悪影響が出にくいです。 注:non-freeです。
端末幅 15px = 16 < 17 = 18 < 19 = 20
▼7px指定のフォント名
(msgothic.ttc) '-ricoh-ms gothic-medium-r-normal--7-0-0-0-p-0-iso10646-1'
(msgothic.ttc) 'xft:ms gothic:pixelsize=7'

◆8x12px「k8x12」半角は4x12px
640x480画面で154x35文字の端末が開けます。似た形状の文字はデザインを変えてあります。
http://www.geocities.jp/littlimi/font.htm
k8x12_bdf_2015-01-28.tar.gz k8x12_ttf_2015-01-29.zip
▼12px指定のフォント名
(k8x12.bdf) '-kadoma-k8x12-regular-r-normal--12-0-0-0-c-0-iso10646-1'
(k8x12.ttf) '-misc-k8x12-medium-r-normal--12-0-0-0-p-0-iso10646-1'
(k8x12.ttf) 'xft:k8x12:pixelsize=12'

◆(10,)12,14,16,24px「efont-unicode-bdf」
READMEと同梱ファイルの内容が一致しませんがファイル名は[b:等幅|f:fixed全角のみ|h:fixed半角のみ]+ px +[:medium|_b:bold|_i:italic|_bi:bolditalic].bdf の様です。
10pxは線が崩れたりしますが配置は正常です。12,14,16pxはクリアな線です。似た形状の文字はデザインを変えてあります。
4種字体のファイルを全部インストールすると端末起動時に自動で全文字×4ファイル調べに行く為に重くなります。
http://packages.ubuntu.com/precise/xfonts-efont-unicode
パッケージ: xfonts-efont-unicode (0.4.2-4) [universe] mediumのみ「*.pcf.gz」形式
http://openlab.ring.gr.jp/efont/dist/unicode-bdf/
efont-unicode-bdf-0.4.2.tar.bz2 注:naga10を入れるにはソースからビルド必要
▼12px指定のフォント名(有ればbold他を自動で持ってきます)
(b12.bdf) '-efont-biwidth-medium-r-normal--12-0-0-0-p-0-iso10646-1'

◆(10-)12-15px「IPAモナーフォント」(10-11pxは文字間が大き過ぎて横長になります。)
10-15px範囲にpx別bitmapフォントを内蔵(奇数は文字間隔調整)
12-14pxは線に崩れが無くクリアな表示。
「MS ゴシック」とサイズを合わせている筈。バックスラッシュ「\」が半角「¥」。
行間空白が「梅ゴシック」と同じだが文字幅が大きくなる場合がある(「MS ゴシック」互換サイズで本来同じになる筈)
端末幅が 15px < 16 < 17 < 18 = 19 < 20 となり「梅ゴシック」の 15px = 16 < 17 = 18 < 19 = 20 と異なる
http://www.geocities.jp/ipa_mona/
opfc-ModuleHP-1.1.1_withIPAMonaFonts-1.0.8.tar.gz
▼12px指定のフォント名
(ipag-mona.ttf) '-misc-ipamonagothic-medium-r-normal--12-0-0-0-p-0-iso10646-1'
(ipag-mona.ttf) 'xft:IPAMonaGothic:pixelsize=12'

◇(12,14,16px)「モナーフォント」(BDF iso10646-1版 文字間が大き過ぎて横長になります。)
makeでiso10646-1,jisx0208.1990-0,jisx0201.1976-0,iso8859-1版が生成されます。
フォントにmediumを指定するとbold他が自動で読まれます
ツールや資料が充実しています。
http://monafont.sourceforge.net/
monafont-2.90.tar.bz2 BDFフォントソース、BDFのrgstry変換、字体生成、結合ツール、TTFの解析、分解、結合、生成ツール等、OSメーカー別のTTF仕様の注意文書等。
monafont-ttf-2.90.zip TTFとドキュメントが一組 iso10646-1
ttftinker-2.90.tar.bz2 monafont-2.90.tar.bz2のツール部分のみ

◇(12,14,16px)「東雲 ビットマップフォントファミリー」(rgstryが「JISX0208.1983」)
そのままでは使えませんがツールのビルドだけは出来ました(「./configure」のみ実行)makeは失敗(エラーメッセージは出ないがサイズ0のフォント)。
bdfの差分取得、結合、bold生成、italic生成、AA化(.bit)形式変換(付加コメントでテキストエディタが開けない為「bdf2bit」の"/^ENDCHAR/ {"の出力をprintf($0 "\n");のみに修正)等のツールが同梱されています。
http://openlab.ring.gr.jp/efont/shinonome/
shinonome-0.9.11-src.tar.bz2

◇(13px)「BDF UM+ OUTLINE」 - ビットマップTrueTypeフォント(Linux汎用で読めるヘッダを持ち13pxに最適化されている(元のBDF UM+(bdfUMplus.ttf)は12pxでlinuxではemacsなら定義すれば使えた))
これは文字間が大き過ぎて横長になります。うまく表示できる同タイプのbdfを見て記述の順番や内容を合わせて見ましたが改善しませんでした。最大表示枠が12x13px(0.-2)で文字別bitmapが6x13px(0.-2)と12x13px(0.-2)の2種類のみなのでおかしくなり様が無いのですが…ユニコード文字幅問題でしょうか?
Geany等では普通に表示できています。
ruby用でbdfのrgstryをjisx0201,CP932からiso10646に変換するツールやbdfを結合するツールが同梱されています。
https://bitbucket.org/hikaen2/ttf-bdfumplus-outline
ttf-bdfumplus-outline-20130208.zip ttf,bdf,ツール同梱

◆12,14,16,24px「pup431q3,pup571の同梱フォント」
初期フォント名は'-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-70-*-*'で、
この表記に当て嵌まるのはfonts.dirの「7x14-ISO8859-1.pcf -misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-70-iso8859-1」のみなので、これと同一です。
またfonts.aliasの「7x14」とも同一です。
rgstry「iso8859(1)」(ラテン文字1)の表示枠に日本語は代替フォントで「m+1p+ipag」が埋められる形で表示されます。リソースが軽く等幅っぽい表示が可能というメリットがあります。
px=14とpt=13.0とxywのdpiが同時指定されているのでpx=14とpt=13.0が同サイズで、pxが優先されて表示されます。
つまり'-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-70-*-*'と
'-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-70-iso8859-1'と'7x14'と
'-misc-fixed-medium-r-normal--0-130-75-75-c-70-iso8859-1'と
'-misc-fixed-medium-r-normal--14-0-0-0-c-0-iso8859-1'は同じサイズです。
画面dpi(xdpyinfoのdpi)に連動させるには、'-misc-fixed-medium-r-normal--0-130-0-0-c-0-iso8859-1'とすれば良いのですが、画面dpiが75付近にないとbitmapのラテン文字がリサイズされて線が崩れてしまいます。
▼12,14,16,24px指定のフォント名(日本語は代替フォントで小さめで薄い色の表示)
'6x12','7x14','8x16','12x24'
▼18px指定のフォント名(ラテン文字の線は16px→18リサイズで崩れます)
'-sony-fixed-medium-r-normal--18-0-0-0-c-0-iso8859-1'


■pxの大きいフォント
大きいフォントはスケーラブルフォントでbold他を自動合成品にするのが起動速度的に有利な感じがします。
文字間/行間空白が小さいフォントを使用すると同じ物理的面積でより大きいサイズの文字を表示可能です。
(特に行間は端末もエディタも下線用の空間を追加するので少し伸びてしまう)

◆「梅フォント」/「梅ゴシック」
「MS ゴシック」とサイズを合わせていて文字間/行間空白が小さめ。
似た形状の文字はデザインを変えてありますが「Migu 1M」よりは少ない。
端末幅が 15px = 16 < 17 = 18 < 19 = 20(「MS ゴシックver2.3」と同一)
ただしGeanyだと半角文字が少しずれます。
http://sourceforge.jp/projects/ume-font/wiki/FrontPage
'umefont_500.7z' or 'umefont_500.tar.xz'
http://packages.ubuntu.com/precise/fonts-horai-umefont
パッケージ: fonts-horai-umefont (434-1) [universe]
▼16px指定のフォント名
(ume-tgo4.ttf) '-misc-ume gothic-medium-r-normal--16-0-105-0-p-0-iso10646-1' 注:字幅105だと標準boldと合う(それだけ)
(ume-tgo4.ttf) 'xft:Ume Gothic:pixelsize=16'

◆「Migu(ミグ)フォント」/「Migu 1M」
mediumとboldを同名で持っています。似た形状の文字はデザインを変えてあります。
XLFDで指定無しでもboldが勝手に使われるサイズがあります。
行間空白が「梅ゴシック」より大きめ。
http://mix-mplus-ipa.sourceforge.jp/migu/
migu-1m-20130617.zip
▼16px指定のフォント名
(migu-1m-regular.ttf) '-misc-migu 1m-medium-r-normal--16-0-0-0-p-0-iso10646-1' 注:bold自動で読まれる
(migu-1m-regular.ttf) 'xft:migu 1m:pixelsize=16'

注:このように同名でboldを持っている場合でもFontconfigは得点計算して最高得点のフォントを使用します。
実際に選んでいるフォントを知るには以下のようなコマンドを実行します。
export FC_DEBUG=1 # Fontconfig のデバッグモード1設定
urxvt -vb -sl 0 -fn 'xft:Migu 1M:bold' -e [ &>~/'test.log' # 目的のフォントを使わせてログを取る
grep 'Best score\|style: "\|fullname:\|file:' ~/'test.log' # 選ばれたもののstyle:とfullname:またはfile:名を見る
実行例)ちゃんと選ばれていた。
Best score 0 0 1 1001 1002 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 2.14741e+12
style: "Bold"(w)
fullname: "Migu 1M Bold"(w)
目的のフォントが選ばれない場合は~/.fonts.confを作ってホワイトリストに入れるなどして得点が上がるように細工します(あるいはライバルの得点を下げるか)。デフォルトではfonts.confでslantがroman(0)以外はoblique(110) に上書きされるので、これからずれていると得点が下がったり合成されてしまう可能性があります。
代替/合成フォントは実際に使用(表示)されるタイミングで評価イベントが発生します。
urxvt -vb -sl 0 -fn 'xft:Migu 1M' -e sh -c Chkstr_fnc &>~/'test.log' # 目的のフォントを使わせてログを取る
実行例)mediun bold italic bolditalic 指定の4行表示(italic(100)はoblique(110)に置換される)
(起動時)Best score 0 0 1 1001 1002 0 0 0 1 20001 1 1 0 0 0 2.14741e+12
style: "Regular"(w)
fullname: "Migu 1M Regular"(w)
(bold表示)Best score 0 0 1 1001 1002 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 2.14741e+12
style: "Bold"(w)
fullname: "Migu 1M Bold"(w)
(合成oblique表示)Best score 0 0 1 1001 1002 0 0 0 100001 20001 1 1 0 0 0 2.14741e+12
style: "Regular"(w)
fullname: "Migu 1M Regular"(w)
(合成boldoblique表示)Best score 0 0 1 1001 1002 0 0 0 100001 1 1 1 0 0 0 2.14741e+12
style: "Bold"(w)
fullname: "Migu 1M Bold"(w)
urxvt -vb -sl 0 -fn '8x16' -e [ &>~/'test.log' # XLFDだけだと評価は起きないが
urxvt -vb -sl 0 -fn '8x16' -e sh -c Chkstr_fnc &>~/'test.log' # XLFD、代替、合成混在で複雑(長いので略します)

◆「VLゴシック」
ユニコード文脈依存文字に文字幅設定があるらしいのですが「UTF-8-EAW-FULLWIDTH.gz(2015/04/18DL)」を使っている為か良く分かりません。等幅では珍しくemacsでウィンドウ幅がおかしくならないのはこの為かも?
似た形状の文字はデザインを変えてありますが「Migu 1M」よりは少ない。行間空白が「migu 1m」より大きめ。
http://vlgothic.dicey.org/
'VLGothic-20141206.zip' or 'VLGothic-20141206.tar.xz'
http://packages.ubuntu.com/precise/fonts-vlgothic
パッケージ: fonts-vlgothic (20120325-1)
▼16px指定のフォント名
(VL-Gothic-Regular.ttf) '-misc-vl gothic-medium-r-normal--16-0-0-0-p-0-iso10646-1' 注:標準のbold,italicとは合わせ難い
(VL-Gothic-Regular.ttf) 'xft:vl gothic:pixelsize=16'

◆「戸越フォント」/「戸越等幅ゴシック」
小さいpxでのbitmap表示は余り良くありません。
行間空白が「VLゴシック」と同じ。
注:和田研フォントのライセンスは2009年に変更されています。
http://togoshi-font.sourceforge.jp/
togoshi-mono-20080629.tar.gz
▼16px指定のフォント名
(togoshi-mono.ttf) '-misc-togoshi mono-medium-r-normal--16-0-0-0-p-0-iso10646-1' 注:若干の輪郭の潰れがあります
(togoshi-mono.ttf) 'xft:togoshi mono:pixelsize=16'

◆大きいマウスカーソル
昔トピックで見て長年使っている大きい黒いカーソルです。視認性が良いです。
http://www.eonet.ne.jp/~nippon/indexbig.html
から'bigcursor.pcf'をダウンロードして
cp 'bigcursor.pcf' '/usr/share/X11/fonts/misc/cursor.pcf' # 置き換え
または
http://packages.ubuntu.com/precise/big-cursor
からパッケージ「big-cursor (3.8) [universe]」のソース
'big-cursor_3.8.tar.gz'をダウンロードして展開し
bdftopcf 'big-cursor.bdf' > '/usr/share/X11/fonts/misc/cursor.pcf' # 置き換え
md5sum -b *.pcf # md5ハッシュ
0f0aaad86809eed4b8403d9d7b2469e8 *cursor.pcf 初期カーソル(/usr/share/X11/fonts/misc/)
0f0aaad86809eed4b8403d9d7b2469e8 *cursor.pcf-ALT0 同上(/usr/share/X11/fonts/)
b19645e25529429dacdefc228859f3ef *bigcursor.pcf eonet
db340a86d0b4b10fda91adfe45438f84 *big-cursor.pcf ubuntu(見た目は同上)
# ここまで
初期に戻す場合は'/usr/share/X11/fonts/cursor.pcf-ALT0'で'/usr/share/X11/fonts/misc/cursor.pcf'を上書きするか、「-pfix ram」で立ち上げて個人保存ファイルをクリックしてマウントして中の'./usr/share/X11/fonts/misc/cursor.pcf'を削除して、また個人保存ファイルをクリックしてアンマウントします。
ln -sf '/usr/share/X11/fonts/cursor.pcf-ALT0' '/usr/share/X11/fonts/misc/cursor.pcf' # 初期カーソルに戻す


■urxvtに指定できるオプション
urxvt -help # コマンドライン引数一覧
urxvt --help # Xの設定可能キー一覧(~/.Xresources)
「~/.Xresources」での優先度は「(basename $0=呼び出し名).xxxx」 > 「同*xxxx」 > 「*xxxx」

■異なるフォントを同じ設定でウィンドウ表示してウィンドウを縦横に重ねてみると文字間行間の違いが比較できます。
▽フォント表示テスト関数:以下の16行を選択して端末に2ボタン(ホイールボタン)ペーストで登録します。

コード: 全て選択

function Chkstr_fnc { # 字体表示テスト関数
  CheckString='234789gabcdABCD5S2Zカ力エ工ロ口ー一ニ二~〜あいうえぁぃぅぇアイウエHmwMW@&@&\/\/亜言鵜絵薔薇0oO0oO○◯.,:;1i!Il|1iIl|'
  echo " ${CheckString}medium普通 "
  echo -e "\033[1m ${CheckString}bold太字 \033[0m"
  echo -e "\033[3m ${CheckString}italic斜字 \033[0m"
  echo -e "\033[1m\033[3m ${CheckString}bolditalic太斜字 \033[0m\nHit [Enter]"
  read dummy
}
export -f Chkstr_fnc
Count=0; Winsize='80x25' # ウィンドウサイズ
function Dispfont_fnc { # フォント表示テスト関数 引数はフォント、注釈
  \urxvt -title "#$Count $2" -vb -lsp 0 -sl 0 -geometry "$Winsize" -fn "$1" -e sh -c Chkstr_fnc &
  ((Count++))
}
▼使用例)以下のような呼び出し文を作っておいて上と同じ端末に貼り付けると連続でウィンドウ表示されます。最初の番号が実行順です。

コード: 全て選択

Dispfont_fnc '-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-70-*-*' 'pup431q3,pup571の初期フォント(bitmap14)'
Dispfont_fnc '7x14' '同上 /usr/share/X11/fonts/misc/fonts.aliasより'
Dispfont_fnc '-misc-fixed-medium-r-normal--18-0-0-0-c-0-iso8859-1' '同上 18pxに拡大'
Dispfont_fnc '-sony-fixed-medium-r-normal--16-0-0-0-c-0-iso8859-1' 'b16 /usr/share/X11/fonts/misc/fonts.dirより'
Dispfont_fnc '8x16' '同上 /usr/share/X11/fonts/misc/fonts.aliasより'
Dispfont_fnc 'xft:m+1p+ipag:pixelsize=16' 'm+1p+ipag t16 横長すぎる'
Dispfont_fnc '-misc-m+1p+ipag-medium-r-normal--16-0-75-0-p-75-iso10646-1' 'm+1p+ipag b16 幅を圧縮したが 8x16の方が綺麗'
Dispfont_fnc 'xft:xxxx:pixelsize=16' 'xftだと存在しないTTFも指定出来てしまう。'
■「~/.fonts.conf」の特定のフォントのみ使用したい場合の設定例
(反映されない場合は「fc-cache -fv」を実行してキャッシュ更新してみてください)(pup431だと不要、pup571だと必要ぽい)

コード: 全て選択

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
	<selectfont>
<!-- 全フォントをブラックリストへ(XLFDには影響しない) fontpathが二重になっている為か<glob>はうまくいかない -->
		<rejectfont><pattern></pattern></rejectfont>
		<acceptfont><!-- 使うものをホワイトリストに戻す -->
<!-- Sans,Serif,Monospaceは定義を省略しても代替として以下から使われる -->
			<pattern><patelt name="family"><string>使いたい順にフォントファミリ名を設定(複数行可)</string></patelt></pattern>
			<pattern><patelt name="family"><string>最後に収録文字数の多い代替用フォント(ブラウザ用に"DejaVu Sans"等。用途に依っては無くても良い)</string></patelt></pattern>
		</acceptfont>
	</selectfont>
	<alias><!-- よく使う場合は設定 -->
		<family>serif</family>
		<prefer>
			<family>使いたいフォント(P)明朝体</family>
		</prefer>
	</alias>
	<alias>
		<family>sans-serif</family>
		<prefer>
			<family>使いたいフォント(P)ゴシック体</family>
		</prefer>
	</alias>
	<alias>
		<family>monospace</family>
		<prefer>
			<family>使いたいフォント(UI)ゴシック体</family>
		</prefer>
	</alias>
</fontconfig>
_________________
OS:[pup-431JPqs3.sfs+fixmenus_on_locale-20100425|puppy_precise_5.7.1JP.sfs](手動frugal_ext4)+grub4dos(v0.4.4) CPU:Celeron_E3400 RAM:DDR2_2GB HDD:HGST_SATA1TB MB:G31M-S2L(G31+ICH7 BIOS:F10f Audio:ALC662 LAN:RTL8111C(r8168.ko) VGA:Onboard(Xorg,1920x1080,96dpi))
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