<はじめに>
Wary-511-01j には、端末エミュレータとして、urxvt(rxvt-unicode) が入っている。
しかしながら、
文字が小さい、
表示される日本語フォントが読みづらい、
日本語が文字化けする、
○△□などが、半角幅の□で表示され化けてる、
など、でこの端末上で日本語の読み書きなどはまともに出来ない。
そこで、mlterm なる端末エミュレータを入れることにした。
以下、備忘録も兼ねて、入れ方をメモしておく。
国際化端末 mlterm の導入
<準備その1:フォントのインストール>
Takao font をダウンロードし、/mnt/home/fonts に展開する。
出来たフォルダ "takao-fonts-ttf-003.02.01" のシンボリックリンクを/usr/share/fonts 下に作成する。
(warysave.3fs を圧迫しないための措置、 /usr/share/fonts 下に直接展開してもよし)
入手先は、https://launchpad.net/takao-fonts
<準備その2:mlterm の入手>
mlterm の Debian 用バイナリパッケージ(squeeze 用)を頂いてくる。
mlterm、 mlterm-common、 mlterm-im-scim、 mlterm-tools の四つが必要。
http://packages.debian.org/ja/squeeze/mlterm 辺りから辿ってダウンロードして入手する。
mlterm_3.0.1-2_i386.deb
mlterm-common_3.0.1-2_i386.deb
mlterm-im-scim_3.0.1-2_i386.deb
mlterm-tools_3.0.1-2_i386.deb
<mlterm の インストール>
wary puppy の場合、deb パッケージはクリックすればそのままインストールされる。
なので、ダウンロードした四つのdebファイルをクリックすればOK。
<mlterm を起動して設定する>
起動メニューの「ユーティリテイ」欄にメニュー項目「Multilingal Terminal」が出来ているのでそれをクリックして起動。
urxvt から、mlterm & とコマンドを打ってもよい。
この状態では、表示がおかしいと思います。一旦終了して以下を設定。
<設定その1>
~/.mlterm/aafont
なるファイルを用意して、以下を記述する。
コード: 全て選択
ISO10646_UCS4_1 = TakaoGothic-iso10646-1:100;
ISO10646_UCS4_1_BIWIDTH = TakaoGothic-iso10646-1:100;
<設定その2>
mlterm 画面上で、コントロールキーをおしながらマウス右クリックすると、
mlterm-tools が起動する。
(a) 「フォント」タブにて
select ボタンを押して
フォントを選択する。(「Takaoゴシック」を選択する)
(b) 「その他」タブにて、以下の二つの項目にチェックを入れる。('''これ、重要!''')
・全角文字の論理幅を2にする
・Unicodeの曖昧な幅の文字を全角文字として扱う
設定は以上。これで、○△□がきなどがきちんと全角幅で表示されるようになる。
<ついでに、トレイに起動アイコンを設定>
~/.jwmrc-tray に、以下の一行を書き加えて、Xサーバをリスタート。
コード: 全て選択
<TrayButton popup="国際化端末 mlterm" icon="/usr/share/pixmaps/mlterm_16x16.xpm">exec:mlterm</TrayButton>
うーむ、快適、快適! (特に、老眼の進んだ目には!)
【 参考:mlterm on wary-511-01j with TakaoGothic font 】