本家からPuppy-3.00がリリースされました。

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本家からPuppy-3.00がリリースされました。

投稿記事 by YoN »

10月2日に本家からPuppy-3.00がリリースされました。

puppy-3.00-seamonkey(ISOファイルは93.7MB)
puppy-3.00retro-k2.6.18.1-seamonkey(ISOファイルは97.6MB)

の2種類があります。

日本語版は、もうしばらくお待ち下さい。

待ちきれない方の為に、puppy-3.00-seamonkeyに日本語環境だけを入れた
puppy-300-JP-IME
を作りました。メニュー、ドキュメントは全て英語です。testディレクトリからダウンロードできます。

puppy-300-JP-IME.iso ファイル(122MB)のダウンロード;

http://openlab.jp/puppylinux/download/test/

以上です。
[Puppy4.1.2-retro-JP] EPSON Endeavor MT-3500
Celeron 533MHz 256MB
[Lupu-5.0.1 LiveCD + lang_support_ja-1.4.sfs] SOTEC Whitney System CR Board
Celeron 766MHz 512MB
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投稿記事 by nyu »

YoNさん、有難うございます。

これがパピーリナックス3.00のリリースノートの日本語訳です。

パピーリナックス(英語版)3.00のリリースノート
================================================
ライブCDのISOファイルは「puppy-3.00-seamonkey.iso」で、97.6MBです。その他に「レトロ」ライブCDも作りました。そのファイルは「puppy-3.00retro-
k2.6.18.1-seamonkey.iso」で、中身は「3.00」と変わりませんが、古いカーネルを使ってます--サイズ的にもより小さく、93.8MBです。

今回は詳細なリリースノートのページを生成しませんでしたが、その代わり、もっとこのリリースに関するインフォーメーションを知りたければ、わたしのデベロッパー
ニュースブログ:
http://www.puppylinux.com/news/
を御覧下さい。

このパピーは前バージョン(v2.17.1)からの大規模なアップグレードです。スラックウェア12に出来るだけバイナリーコンパチビリティーが持てる様にめざし、目的はス
ラックウェアのパッケージのインストールが出来、必要な全部かほとんどの依存性パッケージがすでに実装されたかったのです。結果としては、スラックウェア12からすべ
て必要な構成ブロックを使いました。例えば「glibc 2.5」と「gtk 2.10.13」です。パピーのほとんどのライブラリーはスラックウェアからです。しかし、注意して頂きたい
のはこれでパピーがスラックウェアのコピーに成ることは決して有りません。バイナリコンパチビリティーを目指している他はパピーは基板から基本的にユニークなデストロ
です。

もう一つこのバージョンに対して主にやったことはパピーのブートアップ、コンフィグ、それからシャットダウンのスクリプトの完全な書き直しです。結果としては
「pup_save」ファイルのカスタム名付け、サブディレクトリへの「質素なインストール」、「pup_save」ファイルのリサイズ、それからブートアップ時のマルチ
「pup_save」ファイルの認識が含まれてます。

それから大きな進歩も有ります。例えば、ついに定期的にRAMからフラッシュドライブへのフラッシングが正しく出来ました--これはフラッシュドライブへの書き込みの制限
メカニズムの一部で有って、フラッシュドライブの破損を減少します。

リリースノート(概要):

◆glibc v2.5」、「gcc v3.1.2」、「GTK v2.10.13」を含めたすべてのベースパッケージのアップグレード。
◆アプリケーションアップグレード(不完全なリスト):pptp v1.7.1、Isomaster v1.1、KP2 v0.2(gray)、Pbdict(zigbert)、pure-ftpd(getnikar)、trashcan(disciple)、Pbackup v3.0.0(zigbert)、Network Wizard(Dougal, tempestuous,BarryK)、JWM v2.0.1、Xvesa Wizard (gary, BarryK) Burniso2cd(BarryK) Busybox v1.6.1、TkDVD v4.0.6、いろんな小さいユティリティー(gray)、Pidgin v2.0.2、SeaMonkey v1.1.2、Xorg v7.2 Unionfs v2.1.2、Pfind v2.4(zigbert) PDF-printer v0.8(jcoder24)、 WakePup2(john doe, dig) v1.6.9pre7 NoteCaseHomeBank v3.5、 Universal Installer (BarryK)、Pmirror v0.2(zigbert)、PRename v0.6 (plinej)、partview(PaulBx1)
◆「pup_save」ファイルのカスタム名付け、サブディレクトリへの「質素なインストール」、ブートアップ時のマルチ「pup_save」ファイルの正しい認識、
「pup_save」ファイルのリサイズを含む新しいブートとシャットダウンスクリプトによる大量の改良に達しました。
◆ 新しいカーネル:「tickless」オプションでコンフィグした「2.6.21.7」。「Initrd.gz」はcpioアーカイブです。
◆「NetSurf」ブラゥザv1.1がパピーの内部HTMLビュアです。
◆ フラッシュドライブに対する正しいフラッシング(andrei, BarryK)。とうとう・・・・
◆ 多数のバッグフィックス。

何人かのコードの作者と貢献者(括弧ないのフォーラム名)を表示しましたが、完全なリストからは程遠いです。わたしのデベロッパーブログにはもっと多い貢献者を認識し
ています。

フラッシュドライブへの正しいフラッシング」。パピーをUSフラッシュドライブにインストールした場合、パピーはRAM中で運行し「pup_save」ファイルに定期的に(30分ごと)保存します。この一度分の保存方法は書き込みを制限し、フラッシュドライブの寿命を延長します。この保存方法はコピーダウンで有ってRAMの中身をフラッシングしません--それだから、もしパソコンが例えば128MBのRAMだけで、スワップパーティションもスワップファイルも無く、512MBの「pup_save」ファイルを持ち、フリーのRAMスペースにだけ一杯にすることしか出来なければ、リブートをしなくては成りません--シャットダウン時、RAMの中身は「pup_save」ファイルへフラッシングされます。フリーなスペースはタスクバーに表示されますので、スペースが少なく成っているのが常時分かります。
しかし、パピー3.00は何か新しいものを持っています。「PETget」と言うPETパッケージマネージャーはパッケージを直接RAM中ではなく、「pup_save」ファイルへセーブされます。それ故、大きなパッケージをインストールすることが出来、RAMスペースを食わず、リブートの必要も有りません。他のパッケージインストールシステム(例えば「DotPup」パッケージ)はまだこの特徴を持っていません。

ご注意:kirkさんがパピーの為に「Gslapt」と言うパッケージマネージャーのパッケージを開発しています。下記のリンクを見て下さい:
http://www.murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?t=21908
このパッケージも又フラッシュドライブへの直接フラッシングをサポートします。このパッケージのテストを歓迎し、kirkさんの開発を援助して下さい。

Boot parameters」。「init」スクリプトは「psubdir」や「pdev1」のブートパラメーターを正しくハンドリングします。「init」ブートアップスクリプトは「psubdir」を的確にハンドリングし、例えば「puppy300」フォルダーの中に「質素なインストール」された「vmlinuz」、「initrd.gz」「pup_300.sfs」と「zdrv_300.sfs」も認識されます。パピーは自動的にパーティションを一層深くサーチしますが、「psubdir=puppy300」のブートパラメータを与えることによって、パピーが他の所のサーチを防げます。「ユニバーサルインストーラー」のスクリプトをアップデートし、「質素なインストール」が特定のフォルダーにもインストール出来るようにしました。それから、「rc.shutdown」スクリプトをも改良し、パピーが特定のフォルダーからブートしたことを認識し、最初のシャットダウン時、「pup_save.2fs」ファイル(個人のストレージファイル)をこのフォルダーに生成します。
これらは全部オプションとして選択できます。これらのオプションを使って出来るだけサーチをしぼります。例えば、USBフラッシュドライブからブートする場合、「pmedia=usbflash」を指定するとパピーはCDドライブと他のドライブ(特にCDのプロービングは遅い)のプロービングに無駄な時間を使わなくても済みます。或は、「質素な」ide hdのインストールをする場合、「psubdir=puppy300 pmedia=idehd」を使えば、パピーはIDE HDだけをプローブし、「puppy300」フォルダー中だけを探します--この方法は特にマルチの「質素なインストール」に対して有効で、「質素なインストール」を区別します。

パソコンに複数のパピーのインストールをしたい人々にとってはいいニュースです。もっと多い例:
「pmedia=usbflash」#選択usbflash|usbhd|usbcd|ideflash|idehd|idecd|idezip|satacd|scsihd|scsicd|cd
「pdev1=hda7」  #パピーがインストールされているパーティションの指定。
「psubdir=pup220」 #すべてのパピーファイルを含むフォルダーを指定し、「pup_save.2fs」も含まれてます。

initrd.gz cpio archive」。「initrd」ファイルにはもうファイルシステムを持って無いので、ループデバイスでマウントすることは出来ません。現在「cpio」アーカイブで有って、取り出すには:

# gunzip initrd.gz
# mkdir puppy-devx
# cd puppy-devx
# cat ../initrd | cpio -d -i

Retro」Puppy。 パピー2.16(その以前のバージョン)は2.6.18.1カーネルを使ってます。パピー2.17は2.6.21.5のカーネルを使い、パピー3.00は2.6.21.7のカーネルを使ってます。問題はカーネルは2.6.18.xと2.6.21.xシリーズの間に大きな変化が有り、最新のシリーズでパピーがブート出来なかったり(或はハード関係の問題が有ったり)しました。ええーと、少なくとも二人居ました。これは小さいグループの人達ですが、最新のパピーに古いカーネルを入れることで彼らをサポートする決心をしました。

「パピー3.00レトロ」はパピー2.16.1やそれ以前のバージョンと同じカーネルを持っているので、それらのパピーでコンパイルされたエクストラモジュールは問題無く実行出来るでしょう。

ご注意:「一般」のと「レトロ」のパピーの混用には十分注意して下さい。この二つのパピーは「zdrv_300.sfs」と「pup_300.sfs」ファイルは同じ名前を使います。パピーがブート時、これらのファイルがハードドライブに存在していて、違うファイルを選択する恐れが有り、問題を発生します。

古いバージョンからのアップグレード」。問題有りません。ライブCDからパピーを実行している場合、新しいCDをブートすれば、パピーは自動的にあなたの個人ストレージファイル/パーティション(通常pup_save.2fsファイル)を必要なアップグレードをします。USBや「質素なHDインストール」の場合は最新のファイル(vmlinux, initrd.gz, pup_300.sfsとzdrv_300.sfs)をUSBやハードブート媒体にコピーすればよろしいです。

ダウンロード」。パピーの最新のライブCD、或は「devx」モジュール--パピーを完全なC/C++コンパイラー環境に変える、或はパッチされた2.6.21.7カーネルソースを希望するなら、パピーのダウンロードページへ行ってください。
http://www.puppylinux.com/download/downpage.htm

ご注意:「devx_300.sfs」ファイルは「SFS」モジュールで有って、単一のファイルの中に複数のアプリケーションが入ってます。ブート時にロードされ、それらのアプリケーションプログラムは即時インストされます。或はブートアップ時ロードしなけば、これらのアプリケーションプログラムは即時にアンインストールされます。一般では「SFS」ファイルを「/mnt/home」にダウンロードし、パピーをリブートすれば自動的にロードされます。パピーフォーラムにも報告されてますが、「SLAX.mo」モジュールはパピーでも使えます--「.mo」ファイル拡張子を「.sfs」に改名すれば--保証はしませんけど。

カーネルソースに関して:カーネルソールをレファレンスとしてモジュールやパッケージのコンパイルを必要とするなら、カーネルソールの「SFS」ファイルを準備しています。「devx_300.sfs」と「kernel_300.sfs」を「/mnt/home」へダウンロードし、パピーをリブートすれば、準備完了です(このように簡単にSFSファイルの利用が出来ますが、「システムメニュー」からブートマネージャーを起動して、「SFS」ファイルのローディングも出来ます)。オフィシャルの「SFS」ファイはここからダウンロード出来ます。
http://distro.ibiblio.org/pub/linux/dis ... modules-3/

History」。過去のリリースノートは下記のリンクからえられます。
Puppyv2.17:http://www.puppylinux.com/download/release-2.17.htm
Puppyv2.16:http://www.puppylinux.com/download/release-2.16.htm
Puppyv2.14:http://www.puppylinux.com/download/release-2.14.htm
Puppyv2.13:http://www.puppylinux.com/download/release-2.13.htm
Puppyv2.12:http://www.puppylinux.com/download/release-2.12.htm
Puppyv2.11:http://www.puppylinux.com/download/release-2.11.htm
Earlier:http://www.puppylinux.com/news.htm

よろしく

Barry Kaulerとパピーチーム
2007年10月
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